カズ爺の『TAROKO国際ヒルクライム2014報告会』です。

2014/06/15

銀輪クラブの『カズ爺』が、5月18日に台湾の花蓮で行われた『TAROKO国際ヒルクライム2014』に参戦した。どんなヒルクライムかって言うと、距離82km標高差3,200mを8時間以内で駆け上がるという、ちょっと考えられないようなヒルクライムです。



このメダルが、午年の完走メダルです。



そしてこれが、メダルの裏側です。『卓越・友誼・尊重』『国際組 完成者』って彫ってある。



そして自転車仲間が、6月14日『銀輪亭』に集まって報告会を開いた。いつものことながら、自転車を壁際に押しのけ段ボール箱で宴会テーブルをこさえた。みんなが来る前に、カズ爺と二人で岡町の王将で餃子と唐揚げを買いに、カズさんのランドナーと私のRAREIGHで行った。食料の入ったプラスチックバッグをぶら下げて走るのは、決して恰好のいいものじゃあないなぁ・・・。



報告会は、カズさん自ら撮影した動画を見ながら進められた。『抜かれても先に行かれてもひたすら足を止めなければ、必ず頂上にたどり着くことを信じる事です。』のテロップが見える。この言葉は、まさにヒルクライムの本質を言い当てていると思う。どんなコースかと言うと・・・・



大会のホームページから写真を拝借したのだけれど、延々と登りが続きます。勾配はと言うと・・・・



これも無断借用画像だけれど、中盤から終盤にかけて、とんでもない登りが延々と続きます。中間あたりに勾配のシンボルがあって、12.4%とある。最後のあたりは27.3%と、まるで酷道308号線の暗峠の様な登りが待ち構えている。

註釈:この画像は2014年11月の大会用の物で、5月の大会よりスタート地点が約20km伸びている。



もう、メダルを持ったカズ爺さんは子供みたいにはしゃいで、『金メダルと違うから、ちょっと硬いなぁ・・・』なんて言っている。そう、確かに完成者(完走者)メダルで、金メダルではない。結果はと言うと400人ぐらい参加して145番だけれど、50歳以上の完走者はカズ爺さんただ一人・・・。時間は7時間、それも2度もパンクをしたそうだ。採石場があるので、結構尖った小石が道路に落ちていて、チューブではなくタイヤを切ってしまった。空気を入れると、チューブがタイヤの穴から顔を出す。普通はここであきらめるんだけれど、ここからのカズ爺はすごい。写真を撮るのを忘れたけれど、ポケットの中の100元札を何回も折重ねて、タイヤとチューブの間に入れて、そして完走した。札には、黒いタイヤのゴム跡が残っていた。

年齢別で本当は金メダルなんだけれど、カズさんが最終チェックポイントを通過した直後に、天候悪化でレースが成立しなかった。どうやらそれで、今年11月にもう一度開催されるみたいだ。



『男ばっかりで色気が無いなぁ・・・』というリクエストにお応えして、お嬢にも加わってもらった。写真の真ん中は、自転車屋『銀輪亭』出口さんです。



ついでと言ったらJACCの池本さんに叱られるけれど、『JACC日本アドベンチャー・サイクリストクラブ』のゼッケンを持って記念撮影!



最後に、宴会場・・・ではなく『銀輪クラブ』ミーティングルームの前で記念撮影。大輔さんはちゃっかりお姉さんの横を死守している。前列中央が私。

今回金メダルを取り逃した『カズ爺』はこの夏にヨーロッパに渡り、今年のツールドフランスを見てエネルギーを補給して、金メダルを取にまた来年台湾に渡るそうです。でも、ここんとこしばらくは登り坂は見たくないそうです。ヒルクライムが大好きなカズ爺にして、そんな気持ちになるんだ。

餃子が焼き上がるのを待ちながら、カズ爺さんと色々な話をした。何を目標に何のために走るんか?30代や40代の人と競っても、絶対に勝てっこない。そりゃあそうだ、もう還暦を廻ってるんだもの。でも、自分に勝つ事はできるよね。あのテロップをもう一度、『抜かれても先に行かれてもひたすら足を止めなければ、必ず頂上にたどり着くことを信じる事です。』この先70代になってもあわよくば80代になっても、いつもの仲間と一線級で走っていたいよね・・・、カズ爺!

「ペダリアンの集い」ご案内

2014/06/13

JACC(日本アドベンチャーサイクリストクラブ)主催の、全国の自転車旅行家が集まるキャンプ合宿(ペダリアンの集い2014)が、今夏、開催されます。2泊3日のスケジュールで、バンガローに宿泊し、バーベキュー、海外帰国者のサイクリング体験報告会や富士五湖サイクリングなど予定しています。皆様の参加をお待ちしております。





日時:平成26年8月13日(水)~15日(金) ※現地集合は8月13日(水)午後3時

場所:富久澄キャンプ場 (山梨県南都留郡富士河口湖浅川1-1)

会費:大人16,000円、小学生6,000円、JACC会員15,000円



 

 

ご家族・ご友人をお誘いあわせください。

※準備の都合上、参加希望の方は7月11日まで銀輪亭にご連絡ください。☎06-6854-4543

 

自転車に魅せられて・・・!

2014/06/11

『TANTANロングライド100km&帰りの道中130km』

2日間の記録とはいえ、また今回も長いブログになってしまった。お時間のある方は、最後までお付き合いくださいませ。

9年間豊中-西宮間の通勤で使っていた自転車(MTB)を7年ぶりに引っ張り出して、埃を落として毎朝の箕面滝道輪歩12kmを始めたのが2年前だった。会社を退職してちょうど1年と少し経った頃だったかな?

ところが1年もたつと、同じ道ばかりではつまらないので、丹波篠山の120kmを皮切りに、毎月遠出を始めた。自転車を通じて仲間も増えてきたころ宮津の友達から、『丹後半島をぐるっと回る自転車のイベントがありますよ・・・』という話があった。奥方に『丹後半島で・・・・』と話をして、その後この話は忘れていた。しばらくして奥方が『丹後半島はもう申し込んだの?』と言う。『エッ・・・、イ・・イ・・行っていいんですか?うちは貧乏ですよ!』



というわけで、『TANTANロングライド2014 100km』の開幕です!



先ずは、『TANTAN2014-100km』のコースです。



次に帰りの道中130kmのコースです。



自転車は、先週宮津の友達が車に積んで運んでくれた。あとを追っかけて土曜日の朝、私は阪急高速バス(2500円 2時間)で、小雨の中を宮津へ向かった。



高速を降りて府道9号を右へ行くと、友達の住む宮津の駅です。左へ行くのは帰り道の大江山に向かう方向です。



さて翌日、TANTANロングライド2014の当日の朝。出発を待つ、参加者と自転車です。何故か自転車は、寝かして置くのが普通の様で、私のRALEIGH CLASSICだけが、立ってスタートを待っています。



ほうら、みんな寝っころがってるでしょ、不思議な世界です。うっかり歩くと、スポークを踏んづけてし大変なことになってしまいます。



出発の合図を待っているところで、競争でもないのに何となく緊張します。学生時代のスキー距離競技のスタート前、まだ走ってもいないのに心拍数が上がってくる・・・、あの時の雰囲気です。



先導車に続いて、続々と出発してゆきます。(写真:友達提供)



『いってらっしゃ・・・イ!』というお兄さんが、台の上で手を挙げてマイクに向かって叫んでます。(写真:友達提供)



北丹後鉄道に沿って、車列が長く伸びて行きます。以前イベント実行委員会に問い合わせたら『先導車は時速20km~25kmぐらいで走ります・・・』って言ってたのに、時速30km以上で飛ばしていく。話がちょっと違うなぁ・・・、速いよ皆さん。



こんなところで、野焼きをしないでほしいなぁ・・・。煙の中をアッという間に通過できると思ったら、2秒以上も前が見えなかった。誰かが転んでたら、そのまんま轢いてしまう。煙を通過したら、今度は目が痛くて前が見えない。



1つ目のエイドステーションは何故か近すぎたのでパスして、はい2つ目のステーション『てんきてんき』です。みんな自転車をほっぽらかして、餌に群がってゆきます。



私も群がって、お弁当をゲット!頂けるものは一通り頂いて、スポーツドリンクは1本飲み干して、明日の為に2本は後ろのポケットに突っ込んで・・・・、セコイ!



一息ついたので、ヘルメットにカメラを乗せて一人記念撮影をした。20分ばかり休憩をして、さあ次のエイドステーション(伊根町)に向けて出発です。



国道178号線に出て、海を眺めながら、淡々(TANTAN)とした道が続きます。



経ヶ岬に向かって、2か所ぐらいちょっとキツイ登りがあります。



経ヶ岬の登りのところで、前のロードに引っ張ってもらって走る私・・・。今度は、もう少し被写体を引きつけてからシャッターを押して・・・ネ!フジタ様。(写真:友達提供)



はい、最後のエイドステーション(伊根町)です。ここでも、頂けるものは一通り頂戴しました。ここまで来れば、もう平坦路の25kmでゴールです。ここでも20~30分食い散らかして、さて出発しましょう。



ここは少し前にNHKの何とかいうドラマで有名になった酒蔵のある通りで、観光客の車や人に注意して通過します。



ご存知、伊根の舟屋です。ここは、自転車を止めてはいパチリ・・・。



さあ、宮津市に戻ってきました。朝方は雲が厚く心配したけれど、陽が差してきて暑くなってきた。



はい、ゴールです。あのマイクを持ったお兄ちゃんが『お帰りなさ・・・・・イ!』と叫んでる。カメラマンさん、はい合格です。(写真:友達提供)



大会事務局のテントで背中のゼッケンを見せて、ゴールしたことを申告して『完走証』を頂きました。なんとなく、フフフッ・・・嬉しいものです。



もう一つのゴールがこちら・・・。宮津の友達のお仕事関係の方で、お嬢さんとBコース100kmに参加された。お嬢さんは最年少じゃあないのかな、なんと小学校5年生!たいしたもんです。



初めて参加した自転車のイベント、なかなか楽しかった。TANTANロングライドの汗は、TANTAN温泉で流しましょう。はい、お疲れ様でした。

自転車の記録:

天橋立公園スタート

時刻:6:35

 

第二エイドステーション(てんきてんき丹後)

時刻:8:35

 

第三エイドステーション(伊根町)

時刻:10:35

 

天橋立公園ゴール地点

時刻:11:50

距離:101.5km

平均速度:22.96km/h

最高速度55.2km/h(最高記録を5km/h更新、あの自転車は速い!)

走行時間:4時間25分

所要時間:5時間15分(50分もエイドステーションで休んでる)

 

では丹後半島の旅、第二幕の始まりです。

友達の家に戻って、奥様の美味しい手料理を頂いた。二泊も泊めていただいて、何から何まで本当にお世話になりました。さて天気予報を見ても、どうもこの先天候が安定しない。あわよくば明日豊岡方面に走って、番屋峠の向こうにある『床瀬蕎麦』でも食べに行こうと思ってたけれど、夕方から天気が崩れると言うので、豊中に戻ることにした。

帰りの道中は、ブログの友達の『ARA!』さんに、宮津から丹波篠山までを紹介してもらった。私の実力を考えて、良い道を紹介してくださいとお願いしたら、詳しい帰り道を知らせてくれた。まだお会いしたこともないのに、自転車のブログ仲間は優しいです。



先程の画像をもう一度。宮津を出て府道9号線で大江山を越えて、大江町に抜けます。ここが大江スキー場のある一つ目の峠です。

ここからは、ARA!さんのお奨めコースです。大江町から由良川に沿って、京都『ゆラーリ』を左回りして福知山市街地を通過。9号線へ出て京都方面へ向かい、三和町から多紀連山(私の地図では多紀アルプス)を越えて国道372号線に出るのが、二つ目の峠道です。

そこからちょっと東進して日置北の信号を右折、県道12号線川西・篠山線で三つ目の峠、西峠を越えて豊中へ向かうというコースです。それでは出発です。



朝の6時、宮津港はべた凪だった。昨日ぐるっと回った丹後半島は、うっすらと雲に覆われていた。



府道9号線を北に向かって、大江山を目指します。雲の中の山が、大江山スキー場の方角かな?



このあたりから、勾配が徐々にきつくなってきます。昨日の上級者が参加するAコース190kmは、このコースを反対方向から登ってきて、与謝野町に抜ける。たぶんこの峠は、8%ぐらいの登りになる。



だいぶ上がってきました。下界は雲の中・・・



はい、大江山雪の無いスキー場です。スキー場の案内では550mとなっていたから、峠の標高は400mぐらいかな?ここから一気に下りになります。下った先にあるのが・・・



大江山登山口に、仁王立ちしている赤鬼さんです。でも指差してる方角は、下山する方向だと思う。ここのT字路を登ってゆくと、時々ブログのコメントでお邪魔している『大江山の鬼さん』のログハウスがあるけれど、今回は天候も怪しいし朝7時過ぎと早いのでパスすることにした。



それでは鬼さん又ね・・・、オッチャンは先を急ぎます。



二瀬川渓流です。良いところだなぁ!



下りきったところが大江駅で、いろんな鬼さんが待っててくれた。



由良川に沿って、のんびりと福知山の市街地に向かいます。



福知山城公園に到着。



立派なお城です。次回時間があったら、中に入ってみたいものです。国道9号線に戻って、京都方面に向かいます。今日は平日なのでトラックが多く、相手も迷惑だろうけれど、こっちは恐怖心との戦いです。早く国道9号線と別れたいと先を急いだせいか、三和橋の府道710号線分岐点を行き過ぎてしまった。地図を見たら菟原から府道97号線を南下したら府道710号線に合流するので、ここを進むことにした。という事で、箱部峠はパスすることになった。



草山温泉を通過して・・・



はい、分かりやすい道路案内です。右がさっき走ろうとしてしくじった府道710号線で、ここから左へ府道300号線に入ります。さて、ここを曲がって本郷たあたりで道が分からなくなってきた。西紀北小学校近くの小さなスーパーに入って、お姉さんに道を尋ねた。どうも地元の人は『県道〇〇号線』って言っても、どうも話が通じない。『小学校の横を通って、国道173号線方面なら真っすぐで、篠山方面は右・・・』って教えてもらった。それで篠山方面に行くと言ったら、『その道はむちゃくちゃ何もない田舎ですよ、熊が出ますよ・・・!』と脅された。ここで熊の餌にになりたくはないけれど、この峠の名前にひかれた。『多紀アルプス』って、私のスーパーマップルに書いてある。とにかく、アルプスを越えたい!その一心です。



さて、アルプス越えの道です。ここから先は、カメラを出して写しているような余裕は全くなし。止まったら熊に食われる!・・・って言うか、先日の六甲山の敗北から、しんどい時の止まり癖だけは付けたくなかった。とにかくゆっくりでもいいから、峠を登りきるのが今回の私のミッションです。



・・・・・・っと到着です。何とか登り切った。たぶん9%以上の勾配だと思う。フロント34T・リア28Tで、もう時速6km/hぐらいになってしまう。でも、とにかく登り切った。



記念碑の前で記念撮影!ヘロヘロの顔と、額にへばりついたワカメの髪の毛が痛々しい。ここで雨が降り出したので、これ幸いと30分間の休憩を取った。



休憩の合間に、登山コース案内図を見てみた。この峠はなんと読むんだろうか?この連山は700m~800mあるから、たぶんこの峠は500mぐらいのところを通ってるのかもしれない。さあ、二つ目の峠をクリアーして、篠山に向けて下ることにしましょう。



いやぁ・・・気持ちがいい下りです。茂みから熊が出てきてもおかしくないか・・・。でも、この道、県道の表示が全然ない。そうだろうなぁ、国道9号線から分かれて国道372号線に出るまで、一台も車と行き違わなかった獣道だもの・・・。



ようやく下りてきました。雲行きは晴れたりパラッと雨が降ってきたりで、今回は篠山の鯖寿司は諦めて、左折して国道372号線に出る事にした。



春日江公民館横の、大木です。車で日置北から篠山市街地に入る人なら、たぶん見覚えがある大木です。



国道372号線の日置北から、県道12号線川西-篠山線に入ります。あの山を越えると最後の峠の西峠で、後は川西まで楽しい下りが続きます。



はい、たぶんここが西峠です。川西から上がってくると、篠山町の看板があります。4月に篠山からの帰りに通った時は、浮かれて走ったツケが廻ってきて、足が痙攣したけれど、今回は同じ轍は踏みません。新しい自転車の走らせ方もようやくわかってきて、余裕で西峠クリアーです・・・偉い!



西峠で休もうかと思ったけれど、また雨が降り出した。雨宿りをする場所も無く午後2時前でお腹がすいてきたので、道の駅『いながわ』までとにかく走った。ここの名物は猪だけれど、こいつは『ウリ坊』ではなく『いなぼう』です。雨はいつの間にか止んでいた。

意外な発見。この自転車の700C×25のタイヤ、意外と泥を撥ねない。それほど強い雨ではなかったけれど、泥除けの無い26×2.0のタイヤの時は背中がモヒカン刈りのように泥の帯びが描かれた。



梅干しは天敵なのに、ハイお昼の『梅紫蘇蕎麦』です。デザートに団子と小豆が付いて、1,000円也。

というわけで、銀輪亭に3時半過ぎに到着。いつものように仕事してる出口さんを捕まえてウダウダと話していると、中西大輔さんがコウノトリの土産(美味しいお団子)を持って現れた。この土曜・日曜に、豊岡の日高町で行われた第18回『植村直己』冒険賞授与式に行ってた。そうだ、確か行くって言ってた。『植村直己さんの故郷と日本の古城(跡)をたずねて』は、こちらをクリックしてください。キャンプ道具を積んで、私とよく似たコースで帰ってきてます。地図も見られます。やっぱり世界の大輔さんは強いわ、キャンプ道具を満載した自転車で、なんだかんだ言いながら国道173号線の峠を越えて川西まで帰ってくるんだもの・・・。

自転車の記録

走行距離:131.64km

平均速度:18.9km/h

最高速度:49.3km/h

走行時間:6時間56分28秒

前日100kmを走った疲れも無く、まあまあの記録かな・・・。

良かった事:

1日目、初めて参加した自転車イベントを、本当に楽しめた。こんなにたくさんの自転車大好き人間がいるんだと思うと、嬉しくなってくる。でも、参加費の8,000円はちょっと高いなぁ。台湾のタロコ国際ヒルクライムでも、5,000円だもの・・・。

2日目、1日目の丹後半島も含めて、京都北部の大自然を楽しめた。大江山峠越えも楽しかったし、多紀連山(アルプス)越えは、ちょっと自信になった。

自転車に魅せられて約2年間走って来たけれど、自分に合った自転車の楽しみ方が、少しだけ分かったような気がする。来月63歳の誕生日を控えて、今後走破力の伸び代はどの程度残っているのかは分からないけれど、あんまり大上段に構えず走り続けていれば、必ず伸びていくと信じて走ろう。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

植村直己さんの故郷と日本の古城(跡)をたずねて

2014/06/10

2014年6月7日(土) 田中幹也さん受賞の第18回植村直己冒険賞授賞式と記念講演が、日本の代表的冒険家・故植村直己さんの故郷豊岡市日高町で開催されました。(田中さんは厳冬のカナダで自身の可能性に挑み続け19年、自転車や徒歩、山スキーなどでトータル2万2千キロを踏破されました。)兵庫県川西市から豊岡市へと、道中に日本の古城を訪れながら峠をいくつか越えて、一泊二日のサイクリングに出かけました。(※写真をクリックすると少し大きくなります



6月7日 川西市→豊岡市山中 約135km 6月8日 豊岡市山中→川西市 約175km

自転車:キャンピング車、サイドバッグ一つ、フロントバッグ一つ、シートの下にテント・寝袋くくりつけ

装備:テント、寝袋、エアマットレス、レインコート上下、着替え、雨用サンダル、洗面具、ヘッドライト、カメラ、三脚、筆記用具、地図(関西ツーリングマップル)、自転車修理工具、魔法瓶、二日分の食料(巻きずし4本、串団子6本、三笠4個、氷水1リットル)、お土産、財布。



6月7日 多田神社 天禄元年(970年)清和天皇のひ孫で清和源氏の祖となった源満仲公が、神社の前身である「多田院」を建立した。その後、徳川幕府4代将軍家綱によって現在の社殿が再建されたものです。

神聖な雰囲気に包まれた神社一帯は、国の史跡に指定されており、本殿、拝殿をはじめ国や県の指定を受けている文化財が多数あります。(川西市)



西峠 (海抜470m) 兵庫県道12号線、猪名川町と篠山市の境界。猪名川町方面から少しずつ標高を上げてきているので峠のきつい勾配部分は僅かの距離です。ここからいったん下って、もうひと山(古坂峠)を越せばその下に平坦な篠山盆地が広がっています。お天気は、どんよりとした曇り空。梅雨に入ったばかりで、今日の天気予報は「くもり」。くもりだと涼しくて走りやすい・・・



篠山城は1609年(慶長14年)築城。

豊臣家と西日本の譜大名を分断するため、徳川家康が交通の要衝篠山に築城を命じました。完成を急いだ突貫工事のため天守閣はなく、家康の実子松平康重が城主として入城しました。国指定史跡。篠山の町には武家屋敷が残され、江戸時代のたたずまいが見られます。



遠坂峠 (海抜370m)国道427号線の丹波市と朝来市の境。本日(6月7日)のコースで一番きつかった峠道でした。気温も上昇してきて汗だくに・・。

ほとんどの自動車が有料の「遠坂トンネル」を利用するので、この峠は交通量が少なくてサイクリングにいい道です。

豊岡市日高文化体育館 今日は「第18回植村直己冒険賞の授賞式」(授賞式の様子はこちら) 授賞式と受賞者の記念講演後に記念撮影。

(写真左から、河合さんの奥さん、選考委員の河合さん、受賞者の田中幹也さん、だいすけ、中貝市長。)



 

植村直己冒険館

豊岡市出身で国民栄誉賞を受賞した日本の冒険家・植村直己さんの冒険を紹介する博物館。植村さんの数々の冒険で使用した装備や各地で見つけてきた物、手紙などが展示されている。

※植村直己さんの博物館は植村さんが暮らしていた東京都板橋区にもあります。(植村冒険館

国道482号線蘇武トンネルの横にある旧道(県道258号線)

1971年、「南極大陸横断単独犬ぞり旅行」を目指す植村直己さんが「日本縦断徒歩旅行」の途中に通りがかった日高町稲葉地区には記念碑が建立されています。当時植村さんは幹線道路を外れ、日高町稲葉地区から美方郡村岡町へと山道を抜けました。

 



6月8日

野宿の朝。

雨を心配してテントの外側にフライシートをかけていたけど、結局雨は降らなかった。朝は濃い霧につつまれていた。朝食は巻きずし1本、団子1串、水。

蘇武岳を目指してかつて植村さんが歩いた林道を上がっていく。

小鳥のさえずり、カエルの鳴き声、シカの足跡、モリアオガエルのあわ、山鳥が走り、・・・日本の里山、但馬地方の自然のまっただ中を進む。

車も人もまだ通らないこの早朝の時間はとても好きだ。



 

   蘇武岳 (海抜1074.4m)

登山家・加藤文太郎植村直己が愛した故郷の山として知られる。頂上からは360度の展望が開ける。妙見蘇武林道が山頂のすぐ近くを通っているので、担ぎ上げは頂上直下のわずかの距離のみ。



   竹田城跡

標高353.7メートルの古城山(虎臥山)の山頂に築かれ、、しばしば円山川の川霧により霞むことから、天空の城や日本のマチュピチュとも呼ばれる。

廃城から約400年を経ているが、石垣がほぼそのままの状態で残っており、現存する山城として日本屈指の規模となっている。

    福知山城

戦国武将、明智光秀が築いた城。

和田山より国道9号線(山陰道)を東に進み、福知山に。日曜なのでまだ大型トラックが少ないのだが、9号線は狭く交通量が多いのでサイクリングは気を付けなければならない。どこかの国のように「日曜・祝日は大型トラックの走行を禁止」という条例を制定してくれないものか・・・



   天王峠 (海抜520m)

国道173号線、川西へと戻る最後の峠。峠に上りはじめる直前に両足の筋肉に痙攣が起き、こりゃだめかなあ・・と不安に。コンビニでジュースを飲み、少し休み、出発。普段の3分の2くらいのゆっくりペースで両足の筋肉が攣らないようにおそるおそる進んでいく。そして無事に峠のトンネルまでたどりつけた。坂の勾配がゆるくて助かった・・・

  大阪青山歴史文学博物館

川西にも城が・・・ 戦国時代、山下城というのがこの近くにあったのですが、ここ一の鳥居に新しくできたのは城に見える博物館。城主は大阪青山短期大学。信長ゆかりの安土城をイメージした四層の城郭建築になっている。(平成11年開館)

ここまで帰ってくればもうわが庭のようなもの・・。無事に旅が終わりました。



 こうのとり伝説(たまご饅頭)

豊岡市のお土産を買ってきました。銀輪亭においていますのでおひとつどうぞ。早い者勝ちですが、予約もできます。☎06-6854-4543 (笑)

 

 

 

銀輪亭でばったりとにわまことさんに出会いました。ちょうど私が豊岡市にいるとき、すぐ近くの京丹後半島をサイクリングするイベント「TANTANロングライド」に出場されていました。『自転車に魅せられて・・・!

P.S.「なぜそんなに遠くまで自転車で行くのか?」って・・・

『自転車のツーリングの楽しさはたぶんやってみないとわからないかもしれません。苦労して目的地までたどり着いた時の達成感。自力で進むのでスポーツでもあるし、途中で出会う風景や人やちょっとしたアクシデントなど道中を楽しむことができる。それに電車や車と違って費用があまりかからないのがいい。』

だいすけ

カズ爺のサイクル日記m尾の後の

2014/06/03

台湾タロコ国際ヒルクライム参加レポートPrⅡ

5月16日 朝4:30起床

6:00に台鉄 タイペイ駅にて切符の購入

購入は全て日本語・英語・筆談で何とかなるものです。

窓口の職員は、全員英語は完璧なようです。
その後、改札口に行くと全く中国語しか理解しない駅員が入線ホームを聞いているのに、切符を奪い取って確認後、何か中国語で指示しています。理解できないでうろたえていると、指を2本立てて何かいっています。(想像するに2番線)のようです。
台湾ではプラットホームを示す表示は「月台」と書くようです。「2月台」と言っているようなので2番線ホームに行きました。
2番線ホームで待つことしばし電車が入線してきました。
 ホームには時刻表がありますが、列車の入線ホーム番号は書かれていません。

 

 

 



 

列車はJR西日本のサンダーバードとそっくりの近代的なものです。

自強号(特急列車)花蓮の少し先にある温泉保養地に向う列車です。

 

 

 

花蓮までは、約2:20分で到着です。


昨年の10月20日夕方暗くなって走りついた駅も、懐かしく思えました。

 

駅前の電柱にはシンビジュームの生け花が豪勢に飾られ、南部観光地の雰囲気が漂います。

タクシーで宿泊ホテルの亜土都飯店(アスターホテル)に到着です。

 

ホテルでチャックイン手続きの後、自転車の組み立て、体慣らしを兼ねたポタリングでスタート地点の秀林中学校までの20kmとタロコ渓谷の入り口まで走って来ましたが、その様子はDVDにて見てください。(銀輪亭に常設)

ポタリングから帰りシャワーを浴びて、花蓮の繁華街に出向き、公正包子と液香偏食で、小龍包とワンタンを夕食代わりに食べました。

公正包子と液香偏食の写真は無いのですが、美味しいことは保証しますが、店の混雑と汚さでは耐え難いものがあります。

しかし美味いいことは事実です。花蓮に訪れる機会があれば是非お勧めです。

 

カズ爺のサイクル日記

2014/06/03

久しぶりに投稿です。

台湾の花蓮でおこなわれた「2014タロコ国際ヒルクライム」に向けてマジに練習と鍛錬をしていました。

面白くも無い六甲・十万辻・老いの坂・その他色々の坂を上り倒して、5月18日レースに臨みました。

結果は、6月14日銀輪亭で18時頃から報告会をいたします。

本日の投稿は5月15日から20日にかけての「台湾観光と食べ歩き」です。

5月15日

AM5:30阪急タクシーで新大阪自宅の前で荷造りした自転車。



6:15分の「JR特急はるかに」にのって関西空港へ

9:00のフライトで台湾には11:00ごろに到着

 

 

 

 


入国手続きを済まして、桃園国際空港から30kmはなれた台北市内にタクシーで移動。金額は1000台湾ドル、日本円で3300円程度です。

その後予約をしている台北駅前の新旅站に行くと、予約のチェッインタイムはPM10:00と判明。

即座にキャンセルをして別のホテルを探しました。

 

 



タイペイ駅前の路地裏のホテルに600$(2000円)にチェックイン。

しかし、このホテル基本的に日本語で言う「つれ○○」のようです。休憩の金額も掲げられ、

頻繁に若い男女が出入りします。少し落ち着かない。

タイペイ駅の地下街から地下鉄に乗り本日のメインイベント「懸泰豊」有名店に出陣です。



 

店内は綺麗。ウエートレス若くて綺麗。日本語完璧。客は全員日本人。



 

綺麗なウエートレス写真が無くてすみません。

でも本当に可愛らしいセクシーな娘ばかりです。これは必見。

でも写真はありません。

 

 



 

 

小龍包の付けたれに添える刻み生姜も繊細・

何せ、器が陶器で出来ている。いつもの台湾ではよくてプラスチック、悪ければ発泡スチロールです。高級感が漂います。

 



 

 

 

 

 

 

青菜炒めと小龍包のお味は、???普通・値段は高め閉めて250TD

その後近くの忠烈記念公園をお散歩です。


大陸の人は、台湾に渡っても大きい事が良いことのようです。

歩きつかれて帰り道に台湾名物「牛乳大王」発見「木瓜牛乳」を頂きました。





 

 

 

 

 

 

これ意外に美味しいのです。また安い60TD(180円)程度。

以下は後日16・17・18の花蓮報告に請うご期待。

猪名川サイクリング

2014/06/01

まだ5月なのに最高気温が30度を超す真夏日の中、‟涼”を求めて、猪名川町へと出かけました。(2014年5月31日)



堀内リーダーと高口さんはクロスバイク、うり坊さんは小径車(写真右側より)、だいすけはキャンピング車で集合。快晴のお天気で朝から気温はぐんぐん上昇中・・・ いざ出発!というときに、あれっ、リーダーの後輪がパンクしてるって・・・(笑)



兵庫県道12号線を北上し、猪名川町に入ると・・。うり坊さんの兄弟分にあたる「いなぼう」と一緒に記念撮影。いなぼうは猪名川町のキャラクターだそうで・・・。農作物の害獣としていやがられるイノシシですが、猪名川町では狩猟期の冬場には猪肉が店に出され珍重されます。ところで、イノシシにまゆ毛あったっけ?



県道から外れ、多田銀山に向かう。ちょうどこの辺りは田植えの真っ最中でした。「銀山」の標識がところどころにありわかり易かった。



いまではわずかな数の住宅がひっそりとたたずんでいるんですが、この銀山町は銀や銅の採掘が最盛期の時、なんと3000軒の家が山と山の間の狭い土地に立ち並んでいたそうです。銀や銅の採掘は奈良時代から昭和47年まで、1000年も行われていたそうです。そして、ここには豊臣秀吉の財宝が隠されているといううわさから、その財宝を生涯かけて探していたという人物がいたのですが、つい最近亡くなられたそうです。



25年ほど前にここを訪れたときは暗い小道に廃屋が点在し、古く錆びた標識がところどころにあるだけの鉱山跡地だったのが・・・。銀銅山の入り口には「悠久の館」という立派な博物館施設が建ち、駐車場完備、道路や橋は整備され遊歩道も・・・。「3人以上の来場者にはガイドさせていただきます!」と、ボランティアガイドの女性(写真左)が、博物館内の説明から、周辺の説明、それに唯一廃坑内に入れる「青木間歩」の内部まで丁寧に詳しく説明してくださった。すべて無料でした。猪名川町っていいとこやねえ!



最終目的地、「奥猪名健康の郷」。(34km地点) ここで温泉に入って休憩。 温泉利用料は1人210円。ここから帰路は下り坂が中心だ!ヤッホー

すぐ横の猪名川上流部にはオオサンショウウオがよく出るそうです。春ゼミがギギギーと鳴いてました。



県道12号線を川西に向かって南進。都会へ向かって緩やかに下って行きます。けっこう車の交通量が多い道です。道路幅は広かったり狭かったり。(自転車は車道左端走行です。) 途中の「道の駅いながわ」はいつもにぎわっている。隣の十割そばは人気。



川西市に入ると猪名川はいくつかの支流が合流して川幅がだいぶ大きくなってくる。終点の川西能勢口駅はもうすぐ。最後まで車に気を付けて安全運転で!

だいすけ

2度目の六甲山をRALEIGH CLASSICで走った。

2014/05/25

前置き:

昨日、8.5㎏90cmオーバーのぶりを捌きました。興味のある方は、Bookmark『60歳からの青春』の六甲山の前の記事をご覧ください。では、本題に戻ります。

4月に入った頃、ARAYA MUDDY FOX CXを注文していた。ところが5月に入る予定が、11月になるという。迷いに迷ってようやく決めたのに、それは無いだろう!と言ってもなんともならない。そこで、一番似通った自転車を探した。ありました、同じARAYAが輸入代理店になっているRALEIGH CLASSICだ。フォークだけはちょっと違って、CXはカーボンだけれど、CLASSICはメッキのクロモリになる。

さて、来月の丹後半島のTANTANロングライドに向けて、とにかく山を一度走っておこうと思った。そこで前回雪で苦しんだ、逆瀬川-六甲山-摩耶山ルートを走ることにした。農耕馬の様な、重いGTマウンテンバイクとの違いも分かるだろうと思った。

 



お店に自転車が着いたその日に、無理を言って『銀輪亭』の出口さんに自転車を組んでもらった。翌日、とりあえず日課にしている箕面滝道を走って、遠出に必要なパーツをウエパーで仕入れて取り付けた。いざ六甲山に出発です。



武庫川を渡るところで甲山が見えてきたけれど、六甲山は雲が低くなんとなく嫌な雰囲気・・・。でもこの自転車、フラットなところはめっぽう早い。あっという間に阪急逆瀬川に到着した。さてここからゴルフ場の横を抜けて、六甲山頂に向かいます。ところが、一番心配していたカセットのギヤー比11T-28Tが、予想以上にきつい。当然、前は34Tです。自転車が劇的に軽く(約5㎏)軽くなったから何とかなるだろうと思ってたけれど、これが何ともならないことが、芦屋ドライブウエイの合流点手前で分かった。



苦しいのは頑張れるけれど、膝の上の大腿四頭筋が両方つりそうになって、あわてて自転車を下りた。完全に足が吊ってしまったら、どうしようもない。激痛をこらえながらストレッチを10分間して、再び一軒茶屋を目指した。ショック・・・!FD 34T-RD28Tのギヤー比1.21で上がれない。2月のGT MTBは全然苦労しなかったけれど、どのギヤーでこの坂を上がったんだろうか思い出せない。



がっかりの、一軒茶屋記念撮影です。水分補給をして、バナナを食べて、さあ摩耶山目指して出発です。



落ち込んでいるところに、追い打ちをかける様に小雨が降り出した。摩耶山までの道はほとんどフラットでスピードが出るので、風に吹かれて歯がカチカチ言うぐらい寒い。風も強くて、展望台に着いてすぐにデッキの下へ逃げ込んだ。ようやく風も収まって、薄日がさしてきたので、ハイ記念撮影です。



2月の写真よりきれいに見えるのは、RICOH WG-4のせいか天気がいいのか、三宮のビル群がくっきりと見える。やっぱり摩耶さんは眺めがいいなぁ・・・。今回も公園内は、人っ子一人いない。



ちょっとだけ取付た部品のご紹介。

バッグは、工具からチューブから、結構入ります。ポケットがいっぱいあって、結構楽しい。

純正のグリップは、見た目はクラシックな感じで好いんだけれど、ツルツル滑ってなんだか不安定だったので、しっかりと握れるように変更した。右側はアタッチメントを付けるために、グリップを15mmカットして取り付けた。

アタッチメントには、カメラマウント・強力LEDライト・バックミラーを取り付けた。

このスピードメーターは、凄くお勧めです。お年寄り向けに文字が大きいし、本体がスイッチになっていて、手前をどこでも押すとカチカチ言って表示が切り替わる。走りながら小さなボタンを押すのは難しいけれど、こいつはとっても簡単!

あとは、ほとんど写っていないけれど、11barの高圧用ポンプかな・・・。

『銀輪亭』の『銀』が写ってません、出口さんごめんなさい。



最後に、ペダルは慣れ親しんだShimano105トゥクリップぺタルをGT MTBから移植した。ペットボトルのホルダーを2個取り付けて、そして最後にちょっとお洒落なMINOURAのスタンドでお終い。

さあ、どこから下りようか?前回は北鈴蘭台に抜けて国道428号線を下ったけれど、あの道は細いし、カーブに砂が多いし、車の通行量も多い。そこで、少し引返して表六甲ドライブウエイを下ることにした。



ここまで引き返して、右に入ります。



車は少ないけれど、結構急勾配とコーナーが続きます。浮砂はほとんどないので、とってもありがたい。でも、この坂を上がれと言われたらちょっと引いてしまいそうだ。逆瀬川からの登りより、遥かにきつい様な気がする。絶対にそうだ!



ここを右に折れて、更に下ります。



港が綺麗に見えてきて気分は最高だけれど、アスファルトとコンクリートのつなぎ目が怖い。以前の自転車はなんてったって26×2インチのタイヤを履いていた。今度のタイヤは700 25Cで、運動会の綱と水道ホースぐらいの違いがある。



ようやく下りてきて、ここを左に曲がると勝手知ったる山手幹線だ。そうだ、『笹舟倶楽部』に寄ってみよう。豊中のにわです・・・って電話をしたら、『ああにわさん・・・やってるよ~・・・』っていう返事が返ってきた。



今日は2つしかないお客の椅子の片っぽに文庫本が積まれていて、席は一つだけ。どういう流れでそうなったか忘れたけれど、『日清のカレーめしは、なかなか行けるよ・・・、卵をポンと入れて混ぜるとこれまた最高に旨い・・・』と、



自分のブログの記事を見せてくれた。笹舟倶楽部のコーヒーは旨いけれど、やっぱり変なおっさんの横井さんでありました。



最後に『カレーめし』と記念撮影!



2月と同じ武庫川の土手で、一日楽しく遊ばせてもらった六甲山に感謝して、山をバックに最後の一枚をパチリ・・・。この後自転車屋銀輪亭に寄った。忙しく動き回っている出口さんの隙を見つけては、新しい自転車の感想を喋りまっくってきました。最後に、リアのカセットは11T-28Tから11T-32Tに変わらないかなぁ・・・、と泣きついて帰ってきた次第です。

 

自転車の記録

走行距離:92.1km

平均速度:19.1km/h(2月の六甲は17.8km/h、早くなったのかな?いや2月はたぶん雪のせいで遅いんだと思う。)

最高速度:48.5km/h(怖いので、ちょっと下りをセーブしました。)

走行時間:4時間48分18秒

水分補給:700~800ml

 

自転車の評価:

クロモリのGT MTBとの比較しかできないけれど、乗り心地が柔らかい感じがする。フレームの材質はどちらもクロモリだけれど、RALEIGH CLASSICはフレームのパイプが細い分だけ振動を吸収してくれるるようだ。いつもは50kmも走ると指が痺れてきてブレーキ操作に影響が出てくるのだけれど、まったくそんなことは無かった。同じくサドルもお尻に優しく、ゲルのカバーを付けなくても、お尻が痛くならない。

キャリパーのブレーキは、Vブレーキと比べてガツンと効く気がする。うっかりVのつもりでギュッと握ると、簡単に後輪が浮き上がってしまう。

自転車の質量:GT MTB 16.2㎏ RALEIGH CLASSIC 11.2㎏ なんと、5㎏も軽くなりました。飛ぶ様に走れるはずだったんだけれどなぁ・・・。

良かった事:ちょっと最近調子に乗ってたけれど、今回で自分の実力がよく分かりました。

反省点:ペダルをトゥクリップに変えた時、調子が良くて篠山までほとんど休まず飛ばして行ったけれど、午後から足に来てしまった。今回も平地がむちゃくちゃ軽く走れるのでブッ飛ばして行ったら、登りで足がつってしまった。どうやら、お調子者の性格をどこかで修正しないといけない様だ。

リベンジ酷道308号線『暗峠』 プラス 『十三峠』、峠のハシゴも良いもんだ。

2014/05/14

この記事は、『60歳からの青春』2014年4月24日のコピーです。

昨年11月、初めて酷道308号線に挑んだ。結果は惨憺たるもので、もう二度とこんなところ走るもんかと思ってた。ヒルクライムならまだしも、ウオールクライムをしているようなもんだ。

どんなコースかに関心のある方は、ルートラボをご覧ください。二度と・・・と思っていたのに、ペダルをトゥクリップにして丹南篠山の峠越えが調子よかったので、もしかしたら暗峠は攻略できるんではないかと思った。でも、その予想はあまりにも楽観的過ぎた。



はい、やってきました旧170号線『箱殿』の交差点です。前回と違うところは、ペダルと後ろに取り付けていたバッグを取っ払ったぐらいかな・・・。工具類とスペアのチューブを前のバッグに押し込んで、さあスタートです。

電車の高架を潜って、蛸の吸盤の路面に入った。もうここからF:22T×R:28Tのギヤー比0.78で登り出した。しかししばらく登って、楽観的な予想ははかなく消え失せた。やっぱり酷道だった。ペダルを変えて引上げをしようが、バッグを外して少し軽くしようが、過酷さは何ら変わらなかった。立漕ぎも試みたけれど、立漕ぎは1分も2分も続けられるものではない。



観音寺で、力尽きた。前回もここだった。更に追い打ちをかけたのが、力になってくれるはずの『トゥクリップペダル』だった。一旦坂道で止まってしまうと、発進する時左足をしっかりペダルに突っ込む前に、自転車が失速してしまう。ひどい時は、5回ぐらい再スタートを繰り返した。

タイヤ痕が黒々と道路に残る最激坂は、やっぱり自転車を押し上げた。



峠までちょうど半分ぐらいの後1.7kmの標識・・・、もうヤケクソ、ここでも休憩した。



スタートする前に、暗峠初征服のこんな『ガッツポーズ』を写真に残そうと頭に描いていた。しかし現実は・・・



『やっぱりだめでした、ごめんなさい・・・』ポーズになった。



唯一のお店『すえひろ』も、定休日か朝早すぎて開店前か分からないけれど、おばちゃんに挨拶をすることもなく下山した。



下山途中に、今回はブレーキが焼ける前に、積んできた水をジャブジャブかけて、ブレーキとリムを冷やした。



今回もお世話になった、経済法科大学の駐車場まで戻って、バナナでエネルギー補給をした。このままおめおめと引き下がるのも悔しいので、まだ昼からの大学での仕事まで時間もあるし、『十三峠』へ上がてみる事にした。

この峠もルートラボに出てきます。



この峠の出発地点は、大学から最も近くにある信号 『大竹7丁目』です。ロードバイクの若者がいたので、声をかけてみた。ここは4~5回来ているみたいで、『峠まで4kmぐらいかな・・・、20分とちょっと・・・。』らしい。彼は仲間を待っているようだったので『お先に・・・』と言ってスタートした。

ウオールクライムを終えた後なので、ヒルクライムがありがたかった。ギヤーもF:32T×R:28T ギヤー比1.14で登った。



楽勝です。アベレージは別として、ガッツポーズをするほどの峠でもなかった。



峠の駐車場からの眺めです。この峠は自転車のブログにもいっぱい出てきて、ロードバイクの皆さんのトレーニングコースの様で『聖地』だそうです。



下で会話を交わした若者とその仲間が上がってきて、駐車場の入り口でUターンして、さっさと下って行った。やっぱりトレーニングコースなんだ。



この『聖地』は、夜景がとっても綺麗なようです。ちゃんとトイレもあります。



もう下ろうと思ったけれど、この先はどうなってるんだろうと少し走ってみた。トンネルを抜けると、もうずっと下りで奈良へ抜けるようだ。



横のもう一つのちっちゃなトンネルを抜けると、生駒方面への登山道が続いていた。



この道はたぶん信貴山のドライブウエイだ。



残念ながらこの道は、自転車も歩行者もだめです。お遊びタイムは、そろそろお終いにしましょう。



はい、大学の駐車場に戻ってきました。ヘルメットを脱いでウエア―を仕事着に着替えて自転車を車に詰め込んで、腹ごしらえしてから加納先生の環境の授業のお手伝いをしましょう。

いつものように、今回の『暗峠』自転車記録です。

走行距離:3.72km(片道)

平均速度:7.1km/h(前回11月の記録は6.3km/hだったから、これが唯一のペダル効果かな?)

走行時間:31分27秒(休憩時間は、含みません。)

平均斜度:17.0%

最大斜度:28.1%(水平に10m進んで2.8mも上がるなんて、坂ではなく壁です。)

引き続き、人に優しい『十三峠』の自転車記録です。

走行距離:4.15km(片道)

平均速度9.2km/h(あのお兄ちゃんの言う20分で上がろうとすると、12.5km/hで駆け上がらないといけない。ちょっと遠い世界のお話ですね。)

走行時間27分06秒(これはノンストップです。)

平均斜度:9.2%

最大斜度:14.7%(暗峠の28.1%に比べたら、天国坂と呼びたい。)

反省点:

というか・・・、たぶんもう『暗峠』には立ち向かわないと思う。達成感も無く、ただただ苦しみを味わうだけの自転車は、あまり望むスタイルではない。さて、今度はどこの峠を目指そうかな・・・。ここからもう少し南にある水越峠か!

桜の季節の『丹波篠山』へ、再び自転車で出かけた。

2014/05/14

この記事は、『60歳からの青春』4月8日のコピーです。

ちょうど1年前の4月1日は、初めて自転車で遠出をした日だ。少しは走破力が上がったか確かめたくなって、昨年と同じコースを同じ自転車で走ってみた。昨年との違いは、ペダルがトゥクリップに変わったこと、靴がピンク色になったことと、1歳年をとったぐらいかな?そうそう、トップギヤー(11T)が酷く摩耗してチェーン跳びを起こしてたので、このギャーは使わずに走った。早く修理をしましょう、ハイ!。



昨年もこの同じ場所で、記念撮影をした。今回は7日に出かけたからか、桜がほぼ満開だった。この桜は『般若寺の桜』といって、樹齢100年と言われているソメイヨシノで、土手にぽつんと一本だけ生えている。昨年は無かったと思うけれど、大きなライトアップ用の灯光器も備えてあった。



さて、いつものように朝の6時に出発です。箕面の滝に上がる途中の龍安寺の桜も、ちょうど今が見所だった。この季節、桜のたびに止まってたらとても目的地にたどり着けないぐらい、あちこちで桜が楽しめる。

滝道から府道43号線を北上して高山峠を越えて、国道423号線に出て北上する。そこから府道4号に入り、野間峠を越えて今度は国道477号線に出てまた北上する。またまた府道に入り山内峠?を越えて、山辺口から国道173号線に入る。ここからしばらくはひたすら登りが続く。



ようやく登りきったところにあるのが、『はらがわたトンネル』。この後2つぐらいトンネルがあるけれど、このトンネルが一番暗くて怖い。緩い下りが450mぐらい続くけれど、左側の歩道の縁石が暗くて全く見えない。国道173号線は結構交通量が多く、振り返って車がしばらく来ないタイミングを狙って一気に暗いトンネルを走り抜けた。

ここから国道372号線までは、ずっと下りが続く。時速40kmぐらいで走っている横を、車やトラックが追い越してゆく。乗用車ぐらいならそれほど影響は受けないけれど、40ft海コン(12mの海上コンテナ)を引くトラクターが、1mぐらい横を追い越した。その時はっきりと、自転車が吸い寄せられるのを感じた。一瞬海自輸送船『おおすみ』と漁船のの海難事故が頭をよぎった。



何とか無事に下りきって、篠山市街に入る道の土手にある『般若寺の桜』で、記念撮影をした。桜の花にピンクの靴が良く似合う。



おまけに、クローズアップでもう一枚。





次に腹ごしらえの為入ったのが、お迎えにある蕎麦屋の『ひいらぎや』さん。ここも結構通っている。



今日は、おろし蕎麦の大盛りにした。蕎麦は舌触りがよく、しっかりとした歯ごたえが何ともたまらなく良い。さて、ちょうど12時を回ったところで、帰路に着くことにした。



篠山市街から東へ向かって、初めの川を渡って少し京都方面に進んだところにあるのが、『篠山市立八上小学校・幼稚園』だ。この学校の歴史は古く、明治6年にその原型ができたそうだ。明治24年に尋常小学校となって、この写真の建物は戦前の昭和12年で、総工費6万円。私の生まれた昭和26年に塗装工事をして、その費用が22万円・・・。



この木造校舎は大切に使い続けられ、昨年12月には耐震補強工事を1億4774万円でしたと、ホームページの『改革』に書かれてあった。私の尼崎市立なにわ小学校1年・2年は、確か2階建ての木造校舎だった。季節の休み明けには廊下が油引きされて、プーンと鼻を衝く匂いがしたことを覚えている。中には入らなかったけれど、この校舎はどんな廊下何だろうか・・・。

順調だったのはこのあたりまでで、国道372号線に入ったあたりから、まずは膝の裏の健が、そして大腿部の筋肉が痙攣を起こし、とても自転車どころではなくなってきた。何度も止まって痛みが遠のいて、また走りだし又止まって・・・。日置から県道12号『川西・篠山線』の強烈な登りを前に、呆然としてしまった。猪村あたりの登りは、もう最悪の状況で、痛みで頭が朦朧となってくる。

ようやく登り切って、下りにかかったあたりから筋肉への負荷が少なくなったせいか、痛みは遠のいた。



川西に入る少し手前の川沿いを走る頃には、桜と菜の花(セイヨウカラシナ?)を見る余裕が出てきた。

川西からそのまま176号線を豊中に向かい、自転車屋『銀輪亭』の出口さんの顔を見に寄った。



今日中に組み上げる自転車と格闘しているのに、仕事の邪魔をしながら1時間ばかりお店で駄弁って、自宅に戻ったのが夕刻5時頃・・・。これが噂の『篠山食品、さば寿し』です。娘が私を見て、『お帰りなさい、さば寿しさん・・・』、それはちょっと違うだろう!



この厚肉のサバ・・・、お米も丹波米を使ってもう最高の贅沢な夕食でした。

反省点:

昨年との違いで、一番知りたかったのが、トゥクリップの効果だった。トゥクリップはペダルの引き上げができるので、確かに登りは強くなった。家を出てから『はらがわたトンネル』まで44km、3時間弱を写真撮影と地図の確認以外ほとんど休憩なしに走った。去年はここで休憩したなぁ・・・、アッここでも休憩したなと言うところを何か所も横目で見ながら、峠を登り切った。その附けが、午後に回ってきたのかもしれない。調子に乗ってはいけません。

もう一つあった。『森林整備』の次の日は、自転車での遠出は控えよう。かなり疲れてるような気がする。

自転車の記録

平均速度:18.5km/h(昨年が18..3km/hだった。ペダル効果で20km/h超えを狙ったんだけど、あの足ではどうしようもありませんでした。)

走行距離:136.3km(調子に乗って国道372号線を突っ切って国道173号線を7kmばかり福井のあたりまで行き過ぎてしまった・・・。)

最高速度:47.4km/h

走行時間:7時間22分

水分補給:500mlと少しで、花冷えのする篠山を走った。

良かった事:

そりゃあなんといっても、美味しい『さば寿し』にありつけたことです。お蕎麦もおいしかった。