たかが3mmされど3mm、ARAYAの回答。

2014/09/25

先日、『自転車の泥除けを取り付けた』を書きました。その時の写真の一枚が・・・



・・・・これです。自転車でなくてもメカに詳しい方なら気が付くと思うけれど、フェンダーを固定している弛み止めナットが、あまり良い状態ではありません。拡大すると・・・・



・・・こんな状態です。このナットはナイロンナットと言って、弛み止めの機能を持ったナットです。ナットのネジ部の最後の所をナイロン(写真では白色)にして、弛み止めの機能を持たせています。ところが写真でも分かるように、ボルトの先端がナイロンのところまで達していません。ボルトがあと3mmぐらい長くないと、弛み止めには届きません。すなわち弛み止めの無い、普通のナットと同じです。

これはちょっとまずいんじゃないかと思って、輸入代理店のARAYAに、写真を添付して問い合わせてみました。メールの内容を転記してはいけないとは書いていないけれど、倫理上どの部署の誰が返答したかまでは書きませんが、その回答の要旨を以下に示します。

  • ご指摘の点、状況は確認しました。
  • キットの内容が普通のナットであれば、このような指摘は無かったと思います。
  • ダルマネジのボルトは特殊なボルトの為、長さを改めるのは難しいです。
  • 他の泥除けと比べると、この部分はかなり締結力は強いです。
  • 自転車は弛んだ場合に問題が想定される部位は、大きなネジでかなりの固定力で締めています。
  • ドロヨケステーに限らずその他の部分は、定期点検と増し締めが必要です。
  • 他のブランドの自転車も、同じです。
  • 自転車は時々不思議な部分を感じます。フロントディレーラーのように、塗装の部分にバンドで部品を取り付けたり・・・・
私が自転車のメカに対して素人なので、こういう事をメーカーに質問してしまうのかなぁ・・・。部品の機能の一部が、十分に機能しないような寸法の取り合いをしていて、『自転車は時々不思議な部分を感じます・・・・』と言われても、どうすりゃあいいんだろう。『キットのナットが間違ってました・・・』と言って、普通のナットを送ってくれば、それはそれで筋は通るんだけれど。

トラックや建設機械の世界にいたから余計にそう思うんだけれど、その世界で同じような事をやらかしたら、即刻国土交通省にリコールの届を出すよ! 3mmでも、許してくれないもの。自転車の製造品質は、摩訶不思議な世界です。走行中にステーが外れて前輪に絡まったら、やっぱり 『貴方は、ちゃんと出発前に点検しましたか!』って、笑われるんだろうか。つんのめって天国まで直行していたら、笑われてもかまわないけれどね。

にわ まこと 記

第1回『ぺダリアン塾』の開校です

2014/09/22

9月の20日・21日という申し分のない季節に、第1回ぺダリアン塾が開かれました。私のように、我流で自転車に乗ってた人の為に、今回のテーマは『自転車ちゃんと乗れてますか?』です。さて、どんな塾になるのやら・・・・?

集まってきた仲間は、JACC(日本アドベンチャーサイクリストクラブ)に所属して、世界中を走ってきたベテランから50㎞以上走ったことがない初心者まで、これから自転車で海外に出てゆこうとしている30歳代の若者から80歳代のオッチャンまで、自転車はバリバリのロードからマウンテンバイクまで様々・・・



・・・、ではJR川西池田から猪名川に沿って出発です。



最初の目的地の、多田神社です。この時は誰も知らなかったけれど、何故かこの時すでに階段を担ぐ練習をしていました。



リーダーのカズ爺から、多田神社の歴史のお話がありました。



何故か、『神戸ヒヨコ登山会』の看板が・・・。曲がって錆びた釘が歴史を感じるので調べてみたら大正11年発足で、現在でも活動をしているそうです。ここでちょっと『ヒヨコ』を覚えておきましょう。後程出てきます。



第六十四代横綱曙関と第六十五代横綱貴乃花関が、植樹をしたようです。第六十六代は何をしたんでしょうか・・・?では、先に進みましょう。



多田神社から少し走ると、『多田銀銅山悠久の館』があります。たぶん館長さん?が、色々と説明をしてくれます。東は高山峠から西は三田のあたりにかけて鉱脈がいっぱいあるそうです。『この間来たときは、綺麗なお姉さんが説明してくれたけどなあ・・・』と、訳のわからない不満を漏らす輩もいました。何を考えてるんだか!



鉱石を運ぶ機械の台座のあたりで、お弁当を広げました。



鉱山のお勉強を終えたので、それでは坑道を見学に行きましょう。



ここが、坑道の入り口です。入って見ましょう。



『あれは銀じゃあないのかなぁ・・・?』 そんなこと絶対にないって・・・!



稲干しの風景もすっかり見なくなったなぁ・・・なんて、地道だけれど呑気なことを言って走ってたのはこの辺りまでで・・・。



道は自転車で走るどころの騒ぎではなくなってきました。サッカーボールを括り付けて歩いているのは、今回のコースを設定した『中西大輔』さん。



ようやく峠に到着。とんでもないコース設定で皆からブーイングの嵐に、『海外に出たら、こんなもんじゃあない・・・』なんて、大輔さんは笑い飛ばしている。



さっき多田神社の階段で担ぎの練習をしてよかったね、ウノちゃん・・・!



舗装路を走れる喜びを再認識しながら、最後の峠を登ります。



県道12号線西峠の手前、今日の宿泊地『奥猪名健康の里』に全員無事到着です。



到着直前にアキちゃんの自転車のディレーラープーリー脱落事故が発生したけれど、みんなで寄ってたかって直してしまった。三人寄れは文殊の知恵・・・、何とかなるもんです。(悪戦苦闘しているのはメカニック にわ、工具を準備しているのは助手のキム)



到着して休む暇もなく、『まっすぐ走る・安全に曲がれる・安全に登れる下れる・安全に止まれる』の、講習会です。私が一番難しかったのは、自転車の右側で右足をペダルに乗せてケンケンで走らせる・・・。もう初めは、怖くて3mも進めない。普段は左右同じように乗って走ってるようだけれど、得意不得意があるのがよく分かりました。



お風呂と食事が終わって酔っぱらうまでに、西アフリカの旅の報告会とパンク時のチューブの交換講習会が行われました。本日のぺダリアン塾はここまで・・・、あとは酔っぱらって寝るだけです。



いやぁ・・・、もう最高のお天気!



朝のミーティングの後、準備運動をして、さてこれから西峠を越えて『丹波篠山』に向かいます。みんなを写したつもりだったけれど、もしも写ってなかったらごめんなさい。画像は、昨日のも混ざってます。お名前が間違ってたらお知らせください、即刻なおします。ネットに写真は困るという方はお知らせください、即刻削除します。



『銀輪亭』のデグチさん、いつもありがとうございます。



フジタさん、『トンネルの中で追い越さないでね、闇討ちはだめですよ・・・!』



ワァ・・・、曳かれそう!だめだって、そんなにカメラマンの傍を走っては・・・カワバタさん。



11年間15万kmも荷物を積んで地球を走ってたら、こんな漕ぎ方(大輔漕ぎ)になります。絶対にマネしちゃあだめです。



『犬橇で北極圏』を彷徨っている京都のババちゃん、犬より自転車の方が扱いやすいでしょ・・・。六甲山は一緒に歩いたけど、自転車は初めてですね。



サドルを高くしたので自転車から下りられなくなってしまって・・・、ごめんねウノちゃん。でも、あの高回転ペダリングは最高です。



サイクリングは静かに楽しみましょう。今度一緒に走るときは、口と鼻にガムテープを張ってやろうかな・・・、キムさん!



川西市の勉強をもう少ししましょう・・・、川西市役所職員なんだからホリウチさん!



今回のリーダーのカズさん・・・色々と教えて頂き、ありがとうございました。第二回もよろしくお願いします!



『ヒヨコ鑑定士』のアキさん、宴会の席では不謹慎な野郎どもが『僕がオスかメスか鑑定してくれます・・・?』なんて押しかけて、すみませんでした。私はどちらかはっきり分かってるので、鑑定は不要です。鑑定士は日本に100人ぐらいしかおられないようです。すごいお姉さんです。



どうしてみんな、自転車に乗ると笑顔になれるんでしょう。また一緒に走ろうね・・・ヒキタさん!



武庫川のサイクリング以来ですね・・・、またチョクチョク走ろうねタカグチさん!



女性を引き連れてうれしいのはわかるけど、ちゃんと目を開けて走ってね・・・・カワゾエさん。



いくら自転車が軽いっていっても、カセット25Tで峠道を普通に上がってくる御年80歳のイナジィ~さん、富士四湖のサイクリングも一緒に走れて楽しかったです。

ありゃ、誰か抜けてるなぁ・・・、ごめんなさい。

9月24日写真追加



マスダさん、大輔さんが写真を送ってくれました。実は僕のカメラにも写ってるんだけれど、僕のお尻が半分以上写ってるんで、この方が良いでしょう。マスダさんの、西峠の次の峠の登りはすごかった。全く歯が立ちません。歳の問題ではありません。



篠山城跡で、記念撮影です。この後城下町を散策して・・・・・



部外者立ち入り禁止ですが、現役の木造校舎『篠山市立八上小学校』を、外から見学させてもらいました。



こんな天井は、もう見ることは無いかもしれません。明治からの歴史を感じさせられます。チャンスがあれば、中を見学させてもらいたいものです。



帰りは国道173号線を使います。県道12号線の西峠よりは、天王峠の方が初心者にはずっと優しい峠です。神様ごめんなさい、途中の神社の石段で、お昼ご飯を頂きました。



11年も自転車で世界を放浪』していると、貰い癖・拾い癖がつくようです。大輔さんは走っていても、食べられそうなものは何でも拾います。拾ったアケビを、一つ頂いた。なかなか甘かったなぁ・・・。



アケビの種を吹き飛ばすキムさん。こんなバカなことをしているか、喋り続けているかどっちかです。



峠も過ぎて、快適なツーリングが続きます。走りながらの撮影も、だいぶ慣れてきました。



国道173号線のトンネルを避けるため、一庫ダムの東の道を進みます。



おっと、ようやくタジマさんの登場です。



一庫ダムで、最後の記念撮影です。



ここからの眺めは良いなあ・・・、川西市の方がよく見えます。



良い歳した大人が、もうこれは完全に小学生の世界です。猪名川に沿って、南へ向かいます。



カズさん、二日間ありがとうございました。次回もしっかり勉強しますので、よろしくお願いします。

自転車の個人的な記録

9月20日(山岳コース担ぎも含む)

走行距離:48.36㎞

平均速度:14.3㎞/h

最高速度:39.2㎞/h

走行時間:3時間22分

9月21日

走行距離:87.34㎞

平均速度:17.9㎞/h

最高速度:53.2km/h

走行時間:4時間51分

感想文:

とにかく、むちゃくちゃ楽しい『ぺダリアン塾』でした。事故も怪我もなく、脱落者もなく、それが何よりです。また一緒に走りましょう。

以上『第一回ぺダリアン塾』でした。

 

 

「放浪哲学」のトークライヴ

2014/09/18



銀輪亭に置いていただいている「放浪哲学」発売記念のトークライブを「PEACE RUN世界五大陸4万キロランニングの旅」を実行中のアドベンチャーランナー高繁勝彦氏と行うことになりました!ご興味のある方はこの機会にぜひお越しください。

日時:2014年9月28日(日)PM8時~

場所:大阪・ごろっぴあ天満満天堂 大阪市中央区天満橋京町1-23サンシステム天満橋ビル10階

司会はぴあぴさんと芝田吾朗さん

詳しくは:https://www.facebook.com/events/735865073167051/

だいすけ

犬山城ポタリング

2014/09/16

2014年9月14日、ナニワのポタリアンことAnPonmanさんに誘われて木曽川河口から犬山城へとポタリングしました。天気は秋晴れ。夏の暑さもおさまり、最高のポタリング日和になりました。(※写真をクリックすると少し大きくなります



近鉄弥富駅→犬山駅(約50キロ)

自転車:ミニベロ(輪行が容易)

荷物:バックパック、輪行袋、工具、水筒、昼食、地図、カメラ、三脚、軍手、



①ミニベロは輪行するのに簡単で工具が不要、小さくコンパクトなので電車内でもあまり邪魔にならないのがいい。僅か3分で袋に収納でき、3分で組立ができます。赤シャツのAnPonmanさん



 

②木曽川河川敷にやってきました。少し風は向かい風気味ですが、元気に中流にある日本の名城犬山城を目指して進んで行きます。さて自転車道路はどこまで続いているんでしょう。



 

③わからないことは地元サイクリストに尋ねてみましょう。前方からやってきた紳士(左の方)に止まっていただいてここから北へのルートのアドバイスをいただきました。次の橋を渡って対岸を北上するのがお勧めだそうで・・・



 

④愛知県の紳士から教えていただいた道は長良川と木曽川に挟まれた堤防道路で自転車・歩行者専用になっている。とても雄大な風景が10キロ近く続いています。

 

⑤素晴らしい自転車道路も10キロほどでなくなりそれから車道を進みます。そして再び木曽川を渡ると左岸の堤防下に自転車道路を発見!

 

⑥木曽川の対岸(北側)には岐阜市が広がり、向こうの山の山頂に小さな城、岐阜城が目を凝らすと見えました。川はいろんな表情を見せてくれるのがおもしろいところです。


 

⑦ツインアーチ138

高さ138メートルの一宮市の展望タワー。アーチ式では東洋一高い施設です。地上100mの展望階とは利用料500円の2基の高速エレベーターにより約70秒で結びます。


 

⑧木曽川も中流域になり流れが速い瀬あり。もう水温が低いのか泳ぐ人影は見られなかった。

 



⑨とうとう目的の犬山城に到着。さすがに名城。木曽川の対岸が犬山城を眺めるには最高の場所です。しかしこちら側には人影がまばらです。



⑩ライン大橋から眺めた犬山城天守。携帯電話で連絡が取れれば遠望写真が撮れます。

国宝犬山城は室町時代の1537年に織田信長の叔父、織田信康によって築城されました。大河木曽川のほとり、小高い山の上に建てられた「後堅固の城」です。天守は現存する日本最古の様式と言われています。



 

 

⑪犬山城の南側には城下町が広がり、メインの本町通りにはあふれんばかりの人混みがありました。

 



⑫愛知県犬山市で江戸時代から作り続けている素朴な味わいのげんこつ飴の店。厳骨庵は170年の伝承の味を受け継ぐ犬山げんこつ。自家製きな粉など身体に優しい材料を使った素朴な味わい。ここでおみやげを買って輪行して犬山駅から電車で帰路につきます。

 

 

 



 

⑬厳骨庵のげんこつ飴を買ってきました。銀輪亭においてありますのでおひとつどうぞ。早い者勝ちですが、予約もできます。☎06-6854-4543

170gで500円しました。「おみやげ」って高いですよね~。

 

 

だいすけ

「放浪哲学」発売記念インタビュー公開

2014/09/12



2014年9月5日(金)、銀輪亭サロンで収録されましたインタビューが9月12日 JOBBB 347で公開されました。トップページのラジオを聞いてもいいですが、下の方にある高音質バージョン」をクリックすると音質が2倍良いラジオが聴けるそうです。

http://jobbb.sakura.ne.jp/

Youtubeでもインタビュー風景を撮影した動画(ノーカット)を公開されました。

9月20・21秋の1泊サイクリング&セミナー

2014/09/12

9月20日(土)・21日(日)、サイクリングセミナーを兼ねて猪名川町で1泊のツーリングを実施します。詳しくは「掲示板」をご覧ください。(ペダリアン塾)

だいすけ

サイクリングセミナー

2014/09/11

サイクリングの基礎をサイクルツーリストの最高峰「中西大輔」や超ベテランのサイクリストが伝授するセミナーを計画します。

内容

基本知識

1.自転車の乗り方

2.交通ルール

3.必要な自転車整備(ブレーキ・パンク・変速)

4.解体・組立と輪行袋・パッキング

 

輪行手法

1.     電車  (乗車方法)

2.     船舶  (船舶乗船手続き)

3.     飛行機 (飛行機搭乗手続きと輪行方法)

4.     バス  (日本における長距離バス利用)

5.     宅急便

 

装備

1.長期遠征の装備と自転車

1)宿泊施設利用

2)一部キャンプツーリング

3)キャンプツーリング

 

2.短期遠征の装備と自転車

1)宿泊施設利用

2)一部キャンプツーリング

3)キャンプツーリング

 

3.ツーリング行程

1)日常行動計画(出発・到着・天候等)

2)工程距離計画の立て方

3)観光、昼食、休憩注意

4)国境の越え方(出入国の方法)

5)ビザの取得

6)地図とGPS

7)道の選択方法 地形・治安・交通量・走行可能道路

 

以上のようなカテゴリーで2ヶ月に1回・6回/年開催し、実習講習も含めておこないたいと考えています。

費用や募集は、今後お知らせします。

台回の開催は9月20・21を予定します。

参加ご希望の方は、銀輪亭の事務局まで御連絡ください。 06-6854-4543 出口・中西・山内まで

第1回講習内容:上記内容の「1.基礎知識偏」と致します。

 

『銀輪クラブ』お食事会。

2014/09/10

先日の6日の日、ひょんなことから、銀輪クラブの仲間が『かごの屋』に集まった。何時ものことながら自転車談議に花が咲きました。



カズ爺の乾杯の音頭で、『乾杯・・・・!』 左端は、JOBBBインターネットラジオの馬場哲平さん。一番大きなジョッキを持ってるのは、出口さんの手・・・。



今回、カズさんのフランス紀行も再上映された。動画編集もかなり進み、もうすぐ一本にまとまるそうです。字幕スーパーも入ってます。乞うご期待との事です。



JOBBBインターネットラジオの馬場さんが、大輔さんの出版記念取材の様子を、見せてくれた。いやぁ、とっても楽しいひと時でした。またやりましょうね!

自転車で『鎌倉峡』、プラスα『鉄道オタク』の旅。

2014/09/10

芦屋に『冒険学校』というのがある(らしい)。そこの校長がこの週末に鎌倉峡で『冒険学校』を開くから、手伝ってね・・・・と優しく言ってきた。手伝う限りは予備知識が要ります。そこで、整備をほぼ完ぺきに終えたGTマウンテンバイクで下見に出かけた。



コースは、ざっとこんな感じです。JR道場まで、片道30㎞の半日コース。



久しぶりにとっても良い天気、呉服橋付近の橋の上です。川西の駅前を通って、県道12号線川西-篠山線に入ります。



広根奥の谷から県道324号線に入ったら・・・



なんだかこの辺りから工事のにおいがすると思ったら、もうあちこちで新名神高速道路の工事真っ盛り・・・。



切畑を右折して前田橋。前田橋を過ぎて少しばかり走ったら、この辺りで道がよく分からなくなってきた。ちょうど軽トラのオッチャンが家に帰ってきたところだったので、道を尋ねた。そうしたら・・・・・



『そこまで行ったるから、ついといで・・・・』と言って、さっき降りた軽トラに乗って、トットコ走り出した。必死になって追いかけた。もうこれで間違いないというところまで、道案内してくれた。『この先、大雨でどうなってるかわからんけど、気い付けていきや・・・』と言って、Uターンして今来た道を引き返していった。優しいなあ、田舎のオッチャンは・・・、ありがとうございました。ナビがあったら、こんな優しさには接することは無いなあ・・・。



いきなり『通行止』の看板です。最近よく見る風景です。それでは先に進みます。



川下川ダムです。ここから武庫川まで、一気に下ります。ほとんど誰も通らないので、げんこつぐらいの石や枝が散乱してる。



武庫川に到着しました。遠くでJR福知山線の電車の音がしているけれど、何処を走ってるのかは分からない。



左の道が、今川下川ダムから下ってきた道で、右は川沿いを武田尾に向かう道です。この先がどうなってるのかを調査するのも今回のミッションですが、まずは鎌倉峡の調査を済ませましょう。



道場に向かう道はこんな感じで、県道の表示も無ければ、何にもない。猪が出てきても、まあ出るわなぁ・・・、というぐらい人気全くなし。



JR道場の駅です。



出発する前にちゃんと道を調べておけばいいのに、また道を見失った。とりあえず左に入ってしばらく走ったところで、農家のおばちゃんが畑仕事の途中・・・。道を尋ねたら『にいちゃん、鎌倉峡へ行くなら反対だわ・・・・』 スンません、おばちゃん・・・!



そろそろ、刈取りの季節を迎えた田んぼです。右 鎌倉峡と書いてある。



うん、なんとなく鎌倉峡に続く道っていう感じが出てきた。



そろそろ、鎌倉峡の入口らしいなぁ・・・。



道はここでお終い。どうすりゃあいいんだろう・・・。



自転車はここに置いといて、ちょっとこっちへ行ってみよう。『太陽と緑の道(上級者向き)』って書いてある。



さすが上級者コース、ばってんに木が生えている。『入るな!』って言ってるのかな?では、先に進みましょう。



鎌倉峡に到着の様です。もっと奥まで続いているんだろうけれど、道はここで終わっているみたいだ。川沿いに上がって調べるのもちょっと時間がない。



ちょっと水が白濁しているのが気にかかるなぁ・・・・・、せっかく子供たちと川遊びをするんだから、土曜日には綺麗に透き通った水になってくださいませ。



昔はにぎわったのかもしれない。お店やバンガローの様な建物もあるけれど、今はもう廃墟・・・。



さて、今来た道を引き返し、川下川ダムから降りたところまで戻ってきました。ここからJR武田尾駅へ行けるのかどうか、2つ目のミッションの開始です。



ところが10分ぐらい走ったところで、小さな冒険の旅は終わってしまった。



神戸市水道局の門があって、当然のことながら絶対に通れません。16㎏の自転車を担いで、山道を藪コキするわけにもいかないので、ここで断念です。



悔しいので、中がどうなってるのかを覗いてみた。なんだか怪しげな地下施設があります。水道局の人は、こんなところまで来るのかな?



ここにも、新名神の橋脚がそびえています。あちこちにガードマンがいて、いつごろ新名神ができるのか聞いてみたら、『10年ぐらい先じゃあないの・・・』 生きてこの上を走ることができるんだろうか?



ちょっと不完全燃焼で引き返す道中、怪しげな階段を発見!もしかしてと思って上がって見たら・・・



なんと、通れる隙間が用意されています。周りに人がいないか、監視カメラがないかを確認して上がって見たら・・・・



ヤッホー・・・、突然『鉄道オタク』に変身です。



もう、完全に罪悪感は青空の彼方に飛んで行ってます。運転手から見えない様に目いっぱい頭を下げて、パチリ!やりました。抜群(偶然)のシャッターチャンスでした。JRさん、ごめんなさい。もう二度としませんから。



川下川ダムを横目に、ちょっとしたヒルクライム。登り切ってあたりを見回したけれど、どっちから来たのかよく分からなくなった。そうか、軽トラの後を必死に追いかけてたから、道なんか覚える暇がなかったんだ。



エンジン音がでかいので、目いっぱい大きな声で『おじさ~ん!』とお仕事中のお百姓さんに声を掛けたら、コンバインを止めて降りえてきてくれた。優しいなあ、この辺りの人。前田橋に向かう道を教えてもらった。



前田橋の交差点です。ここを左へ向かいます。



やれやれ、ここを左に向かうと猪名川町から川西に向かいます。本日の『小冒険自転車の旅』は、これにてお終い。

自転車の走行記録:

出発6:00

走行距離:75.64㎞

平均速度:19.6km/h(まあ、こんなものかな・・・)

最高速度:51.7km/h

走行時間:3時間51分00秒

使用したギヤー:前44T-32T(22Tを使うことは全くなし)。後ろは11T~28Tをフル活用、軽いギヤーでクルクル回して走りましょう。

帰着11:40

水分補給:アクエリアス 500ml 2本

感想文:

2月の事故後、GTマウンテンバイクを整備してから、初めての遠出になった。カセットもチェーンもタイヤも真っさら、ハンドルもカスタマイズして、気分は最高のサイクリングでした。距離も短かったので行き当たりばったりで行ったけれど、道に迷いながら色々な人と話ができて面白かった。ありがとうございました。

我が家から国道176号線を通れば『JR道場駅』はたぶん10㎞ぐらい近いんだけれど、あの道はもう二度と通りたくない。人と話をすることもないだろうし、少しぐらい遠回りでも峠があっても、走るんなら楽しい道が良いなぁ・・・・。

『府道43号線』通行止めと、『箕面滝道』開通情報。

2014/09/06

8月24日の集中豪雨で箕面滝道と府道43号線が通行止めになった。



今日9月6日、防護ネットの工事も終わり、これで自転車を担いで地獄谷からの山道を通らなくても、滝まで行けるようになった。地面にべったりとへばりついてたネットは、少し持ち上がってこれが正規の状態らしい。

さて、同時に通行止めになった府道43号線は、いったい何処でどんなふうになってるんだろうと思っていた。3日の日、同じく自転車を担いで上がってきたオッチャンが、43号線の事を聞いてきたので、二人で偵察に行ってみた。しっかりと工事区間は通行止め。強行突破したけれど、カメラを持ってなかったので、今日再び調査報道の目的で、強行突破をやらかして帰ってきた。



滝前の公園からジグザグ道を上がって府道43号線に入り、少し下ると箕面山荘があって、ここに脇の甘い『通行止』の看板があります。



今日も曇天・・・・、本当に太陽が恋しい今日この頃です。



かなり下って次のカーブを右に曲がると天理教の建物がある手前で、しっかりと『通行止め』です。まあ、フェンスがないので難なくクリアーして、調査続行です。



流れ出した枝が、道路わきに積み上げられていて・・・



ここが、斜面が崩れたところです。幅15m長さ50mぐらいかな?もっと大きいかな!



反対側から見たところです。これだったら、近日中に片側通行ができそうだ。もうすぐ秋の紅葉の季節を迎えて、いつまでも止めておくこともできないだろうし・・・。



ちょうど崩れた道路の真下です。前から何やら造成をしてたんだけれど、いったいなんだろうか?墓地かな?



調査並びに、強行突破完了。



このトンネルの先が、さっきのブルーシートの敷き詰めてあった造成地です。なんだろうね?



このT字路から上が、通行止めです。



ハイ、T字路です。今日も相変わらず、ガードマンがパラソル立てて任務に当たっています。背後から、『おはようございます!』と声をかけて通過。後ろの方で『おはようございます・・・・・』という返事が返ってきた。天理教や浄水場関係の車は、通しているようだ。



本日も無事帰ってまいりました。さて、朝ごはんにしましょう。