2015年9月 5連休のシルバーウィークに自転車仲間で南紀州をサイクリングしました。
※画像をクリックすると拡大してみれます。
9月21日(祝) 8:49 秋晴れ。サイクリングスタート。
「平成の名水百選」に選定された古座川の支流小川(こがわ)沿いの道路(和歌山県道43号線)を上流に向けて進んで行きます。半袖で寒くなくちょうどいい気温です。
9:20 スタートから11キロ。ゆるやかに上り、和歌山県の名勝「滝の拝」に到着。
落差8mの渓流瀑。岩でできた川底は、侵食されて凸凹になり、大小の奇岩の間から滝が落ちている。
夏期には滝つぼに鮎が密集し、その鮎を餌や囮なしで釣り針で引っかけて釣り上げる「トントン釣り」と呼ばれる特有の漁法が行われる。滝つぼの底を重りがトントンとたたくためそう呼ばれる。
県道43号線は自動車の通行量が非常に少なく快適にサイクリングできます。小川の澄みきった水の美しさとせせらぎの音を楽しみながら緩やかに上流へと進んで行きます。次々と変化していく川の風景がみどころ。
小さな集落でつり橋を発見!
今でも使用されていてよくメンテナンスされています。自転車でも走ることができます。これだけ高い位置に設置されれば大雨でも流されることはないのでは・・・
森の中でひっそりとたたずむつり橋を発見!渡れるのだろうか・・
どうやらもう使われていないようす。落下防止のワイヤーと踏み板を確認しながら渡って行く。その先に破れた踏み板とちぎれたワイヤーが・・・
11:31 峠に到着。
小川から離れると急に上り勾配がきつくなり・・・。へとへとになりながら・・・。
険しい山間部を縫うように作られた県道の開通記念碑前
さて、これから楽しみな下り坂が始まります。
山を下って行くと集落が!
県道43号線は一車線の細い道で幅員が 1.7 m しかない所があります。この辺りではまったく自動車とすれ違うことなく進んで行きました。
道路はカーブが多く、所々小石や土が残り、片側は絶壁でスピードは出せません。でも楽しい下り道です。
12:17 那智街道(県道43号線)の籠集落で自動販売機を発見!
今ではほとんど通行者がいないひっそりしたこの道ですが、かつては多くの人々がこの籠集落を経由して那智山を目指したという街道である。籠の集落はかつて宿屋三軒、商店四軒、加治屋、豆腐屋、染物屋などがあったそうです。
那智勝浦町色川地区
山の中に切り開かれた棚田と集落が突如出現!
うっそうとした森の中の道からこの開放的な空間に出てくれば、ここがまるで天空の集落のように思えた!
那智の滝へはここからもうひと山越えなければならない・・
14:10 那智の滝に到着。
県道43号線を離れると2.6㎞の急な上り坂あり。「もうアカン!腹ペコや!」と田嶋君・・
しかし全員なんとか峠を越え、その先には長い下り坂が待っていた。途中で急に道路が二車線になり、自動車が増えてきたと思えば那智の滝が見えてきた。
ユネスコの世界遺産になっている那智の滝。滝壺までの高さは133メートルあり、一段の滝としては落差日本一だそうだ。
外国人客がいっぱい来ていました。ここの名物といえば・・「那智黒アメ」でしょうか。
17:20 古座川の河原にゴール! 走行距離95㎞
那智の滝から後は、マグロ水揚げ日本一の勝浦の町で昼食。(マグロ丼) そして交通量の多い熊野灘の海岸を通る国道42号線をひた走る。
月の瀬温泉で汗と疲れを洗い流す。
川で手長エビとヌマエビをゲット!
エビは日中は川底の石の下にいてときどき体を出している。石をどけて網ですくい捕る。夜になると目を光らせて川底を活発に歩き回る。
油で揚げてみました。
バーベキューで焼いて食べるより揚げたほうが美味しいという意見が多いようです。心もち長めの時間揚げる方が生臭さが消えていいようです。手足もポリポリとおいしくいただけます!
味覚奉行の増田君とコック長の堀内さんに味付けをまかせます。
塩だけで十分おいしいのですが・・・ なんといろんなバージョンの味付けをしてくれて楽しみが増えていきます・・
アウトドアでは料理も楽しいものです。
さあそろそろビールの出番でしょうか。宴会のはじまり・・
焚き火にビールとうまい料理、さわやかな空気に楽しい仲間たち、・・・キャンプの夜が更けていきます。
空には満天の星。天の川が見え、ときどき流れ星が見られます。
秋キャンプ、いいですよ。
文責:だいすけ