‘旅日記’ カテゴリーのアーカイブ

紅葉の飛鳥豆ポタ(小旅行)

2017/11/26

明日香の道と歴史に詳しいナニワのポタリアンことAnPonmanさんの道案内で奈良県飛鳥をポタリングしました。また一味違った飛鳥の魅力がサイクリングを通して味わえました。


法隆寺駅AM10:00集合。時間厳守で走り出すAnPonman。時間に厳しい。


少し走って休憩時にはAnPonmanサッカー教室。ちょっと違う筋肉を使うのもいいもの。


今回はけっこう自転車道の多いコースを選択してくれました。午前中はお天気に恵まれ、気温も前日より少し暖かく小春日和といったかんじ。


紅葉真っ盛り


不思議な巨石、益田岩船


欽明天皇陵


亀石


甘樫の丘

ここから飛鳥時代の日本が広がっていました。歴史のロマンを垣間見れるサイクリングをAnPonmanさんがガイドしてくれました。

ミニベロサイクリング

2015/11/23

2015年11月14日(おおむね晴れ)

JR奈良線王寺駅(奈良県)~京阪八幡市駅(京都府)まで18~20インチのミニベロ(小径車・折りたたみ自転車)でサイクリングしました。

メンバーはなにわのポタリアンことAnPonmanさん(リーダー)、大阪のYさんとだいすけ。

このコースは全体の8割が平坦な自転車専用道で、安全快適に楽しくサイクリングできました。途中途中に見どころが現れるところがさすが古都の奈良です。

ミニベロの輪行は1.簡単、2.早い、3.コンパクト、ということで電車などに載せるのにたいへん手軽といえます。(ラッシュ時を外せば・・) 折りたたみ方法は車種によって実にさまざまです。各車種それぞれの工夫がありおもしろいです。

これくらいの大きさなら電車内でそんなに邪魔になりません。日本の鉄道事情に適した自転車です。

奈良には走りやすい自転車道がいくつか整備されています。今回は、「C7せんとの道ルート」を通って奈良市内方面を目指していきます。晩秋のせいか、奈良はすれ違うサイクリストが少ないように感じました。平坦地、無風で平均時速は17キロほど。ちょっとゆっくりめ。

郡山城跡、薬師寺、唐招提寺、とみどころが次々と現れてきます。今回は観光よりサイクリングを重視して外観だけ見学。薬師寺東塔(写真右上端)は、解体修理工事中です。(平成31年春まで)

平城宮跡には広々とした広大な空き地にぽつりと平城宮の建物があります。 AnPonmanさんは自転車にうまくキャリアを取り付けて荷物を付けています。やはり荷物を背負うと腰が痛くなり足もへばりがちになります。

11月というと奈良も紅葉シーズンです。サイクリング道でところどころ紅葉をたのしむことができます。 Yさんの背中のバッグには水ボトルと紙コップと小さな携帯用コンロとコッフェルが入っていて、休憩の時に素早く湯を沸かしてコーヒーを振舞ってくれました。(感謝)

見晴らしの良い堤防上によく整備されたアスファルト自転車道が川に沿って続いています。(木津川自転車道) 風さえ向かい風でなければ、とても気持ちの良い道です。奈良自転車道に比べてすれ違う自転車の数がずっと増えました。


時代劇のロケなどで有名な木津川の流れ橋。台風などの大雨で2014年、21回目の流出となりました。また数千万円もかけて補修するかどうか検討されていましたが、補修が始まりました。2016年3月に完成するそうです。歴史は繰り返されるんやろうなあ~

ミニベロは荷物をあまり持てないし長距離を走行するとかなり疲れる、というデメリットはあるが、手軽に輪行でき、けっこうスピードが出せるし、上り坂も上っていける。サイクリングの行く場所や目的によってすごく便利な自転車と言える。

走行距離:約60km ミニベロでのポタリングにちょうど良い距離かな~。楽しいコースでした。

文責:だいすけ

南紀州サイクリング

2015/09/27

2015年9月 5連休のシルバーウィークに自転車仲間で南紀州をサイクリングしました。

※画像をクリックすると拡大してみれます。



9月21日(祝) 8:49 秋晴れ。サイクリングスタート。

「平成の名水百選」に選定された古座川の支流小川(こがわ)沿いの道路(和歌山県道43号線)を上流に向けて進んで行きます。半袖で寒くなくちょうどいい気温です。



 

9:20 スタートから11キロ。ゆるやかに上り、和歌山県の名勝「滝の拝」に到着。

落差8mの渓流瀑。岩でできた川底は、侵食されて凸凹になり、大小の奇岩の間から滝が落ちている。

 



 

夏期には滝つぼに鮎が密集し、その鮎を餌や囮なしで釣り針で引っかけて釣り上げる「トントン釣り」と呼ばれる特有の漁法が行われる。滝つぼの底を重りがトントンとたたくためそう呼ばれる。

 

 



 

県道43号線は自動車の通行量が非常に少なく快適にサイクリングできます。小川の澄みきった水の美しさとせせらぎの音を楽しみながら緩やかに上流へと進んで行きます。次々と変化していく川の風景がみどころ。



 

小さな集落でつり橋を発見!

今でも使用されていてよくメンテナンスされています。自転車でも走ることができます。これだけ高い位置に設置されれば大雨でも流されることはないのでは・・・

 



 

森の中でひっそりとたたずむつり橋を発見!渡れるのだろうか・・

どうやらもう使われていないようす。落下防止のワイヤーと踏み板を確認しながら渡って行く。その先に破れた踏み板とちぎれたワイヤーが・・・



 

11:31 峠に到着。

小川から離れると急に上り勾配がきつくなり・・・。へとへとになりながら・・・。

険しい山間部を縫うように作られた県道の開通記念碑前

さて、これから楽しみな下り坂が始まります。



山を下って行くと集落が!

県道43号線は一車線の細い道で幅員が 1.7 m しかない所があります。この辺りではまったく自動車とすれ違うことなく進んで行きました。

道路はカーブが多く、所々小石や土が残り、片側は絶壁でスピードは出せません。でも楽しい下り道です。



12:17 那智街道(県道43号線)の籠集落で自動販売機を発見!

今ではほとんど通行者がいないひっそりしたこの道ですが、かつては多くの人々がこの籠集落を経由して那智山を目指したという街道である。籠の集落はかつて宿屋三軒、商店四軒、加治屋、豆腐屋、染物屋などがあったそうです。



那智勝浦町色川地区

山の中に切り開かれた棚田と集落が突如出現!

うっそうとした森の中の道からこの開放的な空間に出てくれば、ここがまるで天空の集落のように思えた!

那智の滝へはここからもうひと山越えなければならない・・



14:10 那智の滝に到着。

県道43号線を離れると2.6㎞の急な上り坂あり。「もうアカン!腹ペコや!」と田嶋君・・

しかし全員なんとか峠を越え、その先には長い下り坂が待っていた。途中で急に道路が二車線になり、自動車が増えてきたと思えば那智の滝が見えてきた。



 

ユネスコの世界遺産になっている那智の滝。滝壺までの高さは133メートルあり、一段の滝としては落差日本一だそうだ。

外国人客がいっぱい来ていました。ここの名物といえば・・「那智黒アメ」でしょうか。



17:20 古座川の河原にゴール! 走行距離95㎞

那智の滝から後は、マグロ水揚げ日本一の勝浦の町で昼食。(マグロ丼) そして交通量の多い熊野灘の海岸を通る国道42号線をひた走る。

月の瀬温泉で汗と疲れを洗い流す。



 

川で手長エビとヌマエビをゲット!

エビは日中は川底の石の下にいてときどき体を出している。石をどけて網ですくい捕る。夜になると目を光らせて川底を活発に歩き回る。



 

 

油で揚げてみました。

バーベキューで焼いて食べるより揚げたほうが美味しいという意見が多いようです。心もち長めの時間揚げる方が生臭さが消えていいようです。手足もポリポリとおいしくいただけます!



 

 

味覚奉行の増田君とコック長の堀内さんに味付けをまかせます。

塩だけで十分おいしいのですが・・・ なんといろんなバージョンの味付けをしてくれて楽しみが増えていきます・・



アウトドアでは料理も楽しいものです。

さあそろそろビールの出番でしょうか。宴会のはじまり・・

 

 

 



 

 

焚き火にビールとうまい料理、さわやかな空気に楽しい仲間たち、・・・キャンプの夜が更けていきます。

空には満天の星。天の川が見え、ときどき流れ星が見られます。

秋キャンプ、いいですよ。

 

文責:だいすけ

 

 

 

2015ペダリアンの集い

2015/06/03

2015年5月30日(土)・31日(日)伊豆半島でJACC(日本アドベンチャーサイクリストクラブ)主催の「2015ペダリアンの集い」が開催されました。参加者は平和と友好を目的に海外を自転車で旅した会員とその理解者たちです。



5月30日(土)8:50 新東名高速道路土山サービスエリア(滋賀県甲賀町) 関西組は豊中を6時出発、出口さんの自動車で伊豆を目指します。7人と自転車6台が乗車。高速道路を快調に進んでいきます。



14:50 韮山反射炉に到着。今月初めに「明治日本の産業革命遺産」としてユネスコの諮問機関による世界文化遺産への登録勧告があったところです。近辺は大型駐車場が整備され、道路が拡張され、観光客誘致の準備がされていました。



16:40 天城峠(旧天城トンネル前) 標高708m 川端康成の「伊豆の踊子」や松本清張の「天城越え」で知られる峠。トンネルは明治38年に竣工され、全長は445メートルある石組みです。平成13年には国の重要文化財に指定されている。交通量の多いメインの道路から離れて静かで趣のある峠道です。



中はひんやりと冷たく、昔の空気がそのまま残っているかのようで静岡県を代表する心霊スポットだそうな・・。



17:00 国道414号線・河津7滝ループ橋 ぐるりと2周下ってきました。傾斜はゆるく、楽しく下れます。



20:00 関東方面からやってきた仲間たちと合流し、伊豆高原青い風ユースホステルでの食事が始まりました。ユースの青山ペアレントはかつてサイクリストだったので我々腹ペコサイクリストたちの舌と胃袋を満足させてくれる味覚と量と栄養バランスが抜群の食事を提供してくれます。



21:00 食事を楽しみながら、神谷さんの「オーストラリア一周自転車旅」の報告会が始まりました。平和なオーストラリアですが、水の入手が時として困難で、命の危険を感じる旅だったと振り返られました。続いて、日名さん「東南アジア自転車旅」の報告会、大友さんの「南米横断自転車旅(ブラジル-アルゼンチン-ボリビア-ペルー)」の報告会、木下さんの「ブータン、タスマニア自転車旅」の報告会が行われました。最近は定年退職後に自転車冒険を始める方々が多く、熟年パワーを感じました。みなさんいきいきとしていますね。



5月31日(日)7:30 朝から青山オーナー夫妻自慢の焼きたてパンほかボリュームたっぷりのサイクリスト朝食メニューをずらりとならべていただきました。これで今日も力いっぱいペダルが漕げます!



9:20 ユースホステル前で記念撮影をしました。前列左のお二人がオーナー夫妻です。(ペアレント青山俊子さんは自転車での日本一周体験者です) 右端が今回の「2015ペダリアンの集い」実行委員長、松葉京三JACC副代表(自転車での世界一周体験者で日本人最年長の現役プロキックボクサー)です。



10:00 参加者みんなで伊豆東部をサイクリングしました。参加者は自転車旅のベテランたちから初心者までさまざまで、自転車の種類や服装もさまざまですが「サイクリング好き」というのが共通点です。レースのように急ぐ必要なく、景色を楽しみながら仲間との親睦を楽しみました。



伊豆半島東部の田園風景。前方は約4000年前に大噴火した大室山です。



10:50 本日のサイクリングは丘を下った先にある城ケ崎海岸まで。ここは、大室山が約4000年前に噴火したとき溶岩が海に流入し、海の侵食作用で削られてできた出入りの激しい溶岩岩石海岸です。岩場にはウミツバメがたくさん飛び回っていました。空気が澄んでいると遠く海の先に伊豆大島が見えるようです。



11:30 城ヶ崎海岸でお弁当を食べてお開きです。今日は雨の予報でしたが、スーパー晴れ女さんのおかげで晴天に恵まれました。感謝!

文責:だいすけ

犬山城ポタリング

2014/09/16

2014年9月14日、ナニワのポタリアンことAnPonmanさんに誘われて木曽川河口から犬山城へとポタリングしました。天気は秋晴れ。夏の暑さもおさまり、最高のポタリング日和になりました。(※写真をクリックすると少し大きくなります



近鉄弥富駅→犬山駅(約50キロ)

自転車:ミニベロ(輪行が容易)

荷物:バックパック、輪行袋、工具、水筒、昼食、地図、カメラ、三脚、軍手、



①ミニベロは輪行するのに簡単で工具が不要、小さくコンパクトなので電車内でもあまり邪魔にならないのがいい。僅か3分で袋に収納でき、3分で組立ができます。赤シャツのAnPonmanさん



 

②木曽川河川敷にやってきました。少し風は向かい風気味ですが、元気に中流にある日本の名城犬山城を目指して進んで行きます。さて自転車道路はどこまで続いているんでしょう。



 

③わからないことは地元サイクリストに尋ねてみましょう。前方からやってきた紳士(左の方)に止まっていただいてここから北へのルートのアドバイスをいただきました。次の橋を渡って対岸を北上するのがお勧めだそうで・・・



 

④愛知県の紳士から教えていただいた道は長良川と木曽川に挟まれた堤防道路で自転車・歩行者専用になっている。とても雄大な風景が10キロ近く続いています。

 

⑤素晴らしい自転車道路も10キロほどでなくなりそれから車道を進みます。そして再び木曽川を渡ると左岸の堤防下に自転車道路を発見!

 

⑥木曽川の対岸(北側)には岐阜市が広がり、向こうの山の山頂に小さな城、岐阜城が目を凝らすと見えました。川はいろんな表情を見せてくれるのがおもしろいところです。


 

⑦ツインアーチ138

高さ138メートルの一宮市の展望タワー。アーチ式では東洋一高い施設です。地上100mの展望階とは利用料500円の2基の高速エレベーターにより約70秒で結びます。


 

⑧木曽川も中流域になり流れが速い瀬あり。もう水温が低いのか泳ぐ人影は見られなかった。

 



⑨とうとう目的の犬山城に到着。さすがに名城。木曽川の対岸が犬山城を眺めるには最高の場所です。しかしこちら側には人影がまばらです。



⑩ライン大橋から眺めた犬山城天守。携帯電話で連絡が取れれば遠望写真が撮れます。

国宝犬山城は室町時代の1537年に織田信長の叔父、織田信康によって築城されました。大河木曽川のほとり、小高い山の上に建てられた「後堅固の城」です。天守は現存する日本最古の様式と言われています。



 

 

⑪犬山城の南側には城下町が広がり、メインの本町通りにはあふれんばかりの人混みがありました。

 



⑫愛知県犬山市で江戸時代から作り続けている素朴な味わいのげんこつ飴の店。厳骨庵は170年の伝承の味を受け継ぐ犬山げんこつ。自家製きな粉など身体に優しい材料を使った素朴な味わい。ここでおみやげを買って輪行して犬山駅から電車で帰路につきます。

 

 

 



 

⑬厳骨庵のげんこつ飴を買ってきました。銀輪亭においてありますのでおひとつどうぞ。早い者勝ちですが、予約もできます。☎06-6854-4543

170gで500円しました。「おみやげ」って高いですよね~。

 

 

だいすけ

自転車に魅せられて・・・!

2014/06/11

『TANTANロングライド100km&帰りの道中130km』

2日間の記録とはいえ、また今回も長いブログになってしまった。お時間のある方は、最後までお付き合いくださいませ。

9年間豊中-西宮間の通勤で使っていた自転車(MTB)を7年ぶりに引っ張り出して、埃を落として毎朝の箕面滝道輪歩12kmを始めたのが2年前だった。会社を退職してちょうど1年と少し経った頃だったかな?

ところが1年もたつと、同じ道ばかりではつまらないので、丹波篠山の120kmを皮切りに、毎月遠出を始めた。自転車を通じて仲間も増えてきたころ宮津の友達から、『丹後半島をぐるっと回る自転車のイベントがありますよ・・・』という話があった。奥方に『丹後半島で・・・・』と話をして、その後この話は忘れていた。しばらくして奥方が『丹後半島はもう申し込んだの?』と言う。『エッ・・・、イ・・イ・・行っていいんですか?うちは貧乏ですよ!』



というわけで、『TANTANロングライド2014 100km』の開幕です!



先ずは、『TANTAN2014-100km』のコースです。



次に帰りの道中130kmのコースです。



自転車は、先週宮津の友達が車に積んで運んでくれた。あとを追っかけて土曜日の朝、私は阪急高速バス(2500円 2時間)で、小雨の中を宮津へ向かった。



高速を降りて府道9号を右へ行くと、友達の住む宮津の駅です。左へ行くのは帰り道の大江山に向かう方向です。



さて翌日、TANTANロングライド2014の当日の朝。出発を待つ、参加者と自転車です。何故か自転車は、寝かして置くのが普通の様で、私のRALEIGH CLASSICだけが、立ってスタートを待っています。



ほうら、みんな寝っころがってるでしょ、不思議な世界です。うっかり歩くと、スポークを踏んづけてし大変なことになってしまいます。



出発の合図を待っているところで、競争でもないのに何となく緊張します。学生時代のスキー距離競技のスタート前、まだ走ってもいないのに心拍数が上がってくる・・・、あの時の雰囲気です。



先導車に続いて、続々と出発してゆきます。(写真:友達提供)



『いってらっしゃ・・・イ!』というお兄さんが、台の上で手を挙げてマイクに向かって叫んでます。(写真:友達提供)



北丹後鉄道に沿って、車列が長く伸びて行きます。以前イベント実行委員会に問い合わせたら『先導車は時速20km~25kmぐらいで走ります・・・』って言ってたのに、時速30km以上で飛ばしていく。話がちょっと違うなぁ・・・、速いよ皆さん。



こんなところで、野焼きをしないでほしいなぁ・・・。煙の中をアッという間に通過できると思ったら、2秒以上も前が見えなかった。誰かが転んでたら、そのまんま轢いてしまう。煙を通過したら、今度は目が痛くて前が見えない。



1つ目のエイドステーションは何故か近すぎたのでパスして、はい2つ目のステーション『てんきてんき』です。みんな自転車をほっぽらかして、餌に群がってゆきます。



私も群がって、お弁当をゲット!頂けるものは一通り頂いて、スポーツドリンクは1本飲み干して、明日の為に2本は後ろのポケットに突っ込んで・・・・、セコイ!



一息ついたので、ヘルメットにカメラを乗せて一人記念撮影をした。20分ばかり休憩をして、さあ次のエイドステーション(伊根町)に向けて出発です。



国道178号線に出て、海を眺めながら、淡々(TANTAN)とした道が続きます。



経ヶ岬に向かって、2か所ぐらいちょっとキツイ登りがあります。



経ヶ岬の登りのところで、前のロードに引っ張ってもらって走る私・・・。今度は、もう少し被写体を引きつけてからシャッターを押して・・・ネ!フジタ様。(写真:友達提供)



はい、最後のエイドステーション(伊根町)です。ここでも、頂けるものは一通り頂戴しました。ここまで来れば、もう平坦路の25kmでゴールです。ここでも20~30分食い散らかして、さて出発しましょう。



ここは少し前にNHKの何とかいうドラマで有名になった酒蔵のある通りで、観光客の車や人に注意して通過します。



ご存知、伊根の舟屋です。ここは、自転車を止めてはいパチリ・・・。



さあ、宮津市に戻ってきました。朝方は雲が厚く心配したけれど、陽が差してきて暑くなってきた。



はい、ゴールです。あのマイクを持ったお兄ちゃんが『お帰りなさ・・・・・イ!』と叫んでる。カメラマンさん、はい合格です。(写真:友達提供)



大会事務局のテントで背中のゼッケンを見せて、ゴールしたことを申告して『完走証』を頂きました。なんとなく、フフフッ・・・嬉しいものです。



もう一つのゴールがこちら・・・。宮津の友達のお仕事関係の方で、お嬢さんとBコース100kmに参加された。お嬢さんは最年少じゃあないのかな、なんと小学校5年生!たいしたもんです。



初めて参加した自転車のイベント、なかなか楽しかった。TANTANロングライドの汗は、TANTAN温泉で流しましょう。はい、お疲れ様でした。

自転車の記録:

天橋立公園スタート

時刻:6:35

 

第二エイドステーション(てんきてんき丹後)

時刻:8:35

 

第三エイドステーション(伊根町)

時刻:10:35

 

天橋立公園ゴール地点

時刻:11:50

距離:101.5km

平均速度:22.96km/h

最高速度55.2km/h(最高記録を5km/h更新、あの自転車は速い!)

走行時間:4時間25分

所要時間:5時間15分(50分もエイドステーションで休んでる)

 

では丹後半島の旅、第二幕の始まりです。

友達の家に戻って、奥様の美味しい手料理を頂いた。二泊も泊めていただいて、何から何まで本当にお世話になりました。さて天気予報を見ても、どうもこの先天候が安定しない。あわよくば明日豊岡方面に走って、番屋峠の向こうにある『床瀬蕎麦』でも食べに行こうと思ってたけれど、夕方から天気が崩れると言うので、豊中に戻ることにした。

帰りの道中は、ブログの友達の『ARA!』さんに、宮津から丹波篠山までを紹介してもらった。私の実力を考えて、良い道を紹介してくださいとお願いしたら、詳しい帰り道を知らせてくれた。まだお会いしたこともないのに、自転車のブログ仲間は優しいです。



先程の画像をもう一度。宮津を出て府道9号線で大江山を越えて、大江町に抜けます。ここが大江スキー場のある一つ目の峠です。

ここからは、ARA!さんのお奨めコースです。大江町から由良川に沿って、京都『ゆラーリ』を左回りして福知山市街地を通過。9号線へ出て京都方面へ向かい、三和町から多紀連山(私の地図では多紀アルプス)を越えて国道372号線に出るのが、二つ目の峠道です。

そこからちょっと東進して日置北の信号を右折、県道12号線川西・篠山線で三つ目の峠、西峠を越えて豊中へ向かうというコースです。それでは出発です。



朝の6時、宮津港はべた凪だった。昨日ぐるっと回った丹後半島は、うっすらと雲に覆われていた。



府道9号線を北に向かって、大江山を目指します。雲の中の山が、大江山スキー場の方角かな?



このあたりから、勾配が徐々にきつくなってきます。昨日の上級者が参加するAコース190kmは、このコースを反対方向から登ってきて、与謝野町に抜ける。たぶんこの峠は、8%ぐらいの登りになる。



だいぶ上がってきました。下界は雲の中・・・



はい、大江山雪の無いスキー場です。スキー場の案内では550mとなっていたから、峠の標高は400mぐらいかな?ここから一気に下りになります。下った先にあるのが・・・



大江山登山口に、仁王立ちしている赤鬼さんです。でも指差してる方角は、下山する方向だと思う。ここのT字路を登ってゆくと、時々ブログのコメントでお邪魔している『大江山の鬼さん』のログハウスがあるけれど、今回は天候も怪しいし朝7時過ぎと早いのでパスすることにした。



それでは鬼さん又ね・・・、オッチャンは先を急ぎます。



二瀬川渓流です。良いところだなぁ!



下りきったところが大江駅で、いろんな鬼さんが待っててくれた。



由良川に沿って、のんびりと福知山の市街地に向かいます。



福知山城公園に到着。



立派なお城です。次回時間があったら、中に入ってみたいものです。国道9号線に戻って、京都方面に向かいます。今日は平日なのでトラックが多く、相手も迷惑だろうけれど、こっちは恐怖心との戦いです。早く国道9号線と別れたいと先を急いだせいか、三和橋の府道710号線分岐点を行き過ぎてしまった。地図を見たら菟原から府道97号線を南下したら府道710号線に合流するので、ここを進むことにした。という事で、箱部峠はパスすることになった。



草山温泉を通過して・・・



はい、分かりやすい道路案内です。右がさっき走ろうとしてしくじった府道710号線で、ここから左へ府道300号線に入ります。さて、ここを曲がって本郷たあたりで道が分からなくなってきた。西紀北小学校近くの小さなスーパーに入って、お姉さんに道を尋ねた。どうも地元の人は『県道〇〇号線』って言っても、どうも話が通じない。『小学校の横を通って、国道173号線方面なら真っすぐで、篠山方面は右・・・』って教えてもらった。それで篠山方面に行くと言ったら、『その道はむちゃくちゃ何もない田舎ですよ、熊が出ますよ・・・!』と脅された。ここで熊の餌にになりたくはないけれど、この峠の名前にひかれた。『多紀アルプス』って、私のスーパーマップルに書いてある。とにかく、アルプスを越えたい!その一心です。



さて、アルプス越えの道です。ここから先は、カメラを出して写しているような余裕は全くなし。止まったら熊に食われる!・・・って言うか、先日の六甲山の敗北から、しんどい時の止まり癖だけは付けたくなかった。とにかくゆっくりでもいいから、峠を登りきるのが今回の私のミッションです。



・・・・・・っと到着です。何とか登り切った。たぶん9%以上の勾配だと思う。フロント34T・リア28Tで、もう時速6km/hぐらいになってしまう。でも、とにかく登り切った。



記念碑の前で記念撮影!ヘロヘロの顔と、額にへばりついたワカメの髪の毛が痛々しい。ここで雨が降り出したので、これ幸いと30分間の休憩を取った。



休憩の合間に、登山コース案内図を見てみた。この峠はなんと読むんだろうか?この連山は700m~800mあるから、たぶんこの峠は500mぐらいのところを通ってるのかもしれない。さあ、二つ目の峠をクリアーして、篠山に向けて下ることにしましょう。



いやぁ・・・気持ちがいい下りです。茂みから熊が出てきてもおかしくないか・・・。でも、この道、県道の表示が全然ない。そうだろうなぁ、国道9号線から分かれて国道372号線に出るまで、一台も車と行き違わなかった獣道だもの・・・。



ようやく下りてきました。雲行きは晴れたりパラッと雨が降ってきたりで、今回は篠山の鯖寿司は諦めて、左折して国道372号線に出る事にした。



春日江公民館横の、大木です。車で日置北から篠山市街地に入る人なら、たぶん見覚えがある大木です。



国道372号線の日置北から、県道12号線川西-篠山線に入ります。あの山を越えると最後の峠の西峠で、後は川西まで楽しい下りが続きます。



はい、たぶんここが西峠です。川西から上がってくると、篠山町の看板があります。4月に篠山からの帰りに通った時は、浮かれて走ったツケが廻ってきて、足が痙攣したけれど、今回は同じ轍は踏みません。新しい自転車の走らせ方もようやくわかってきて、余裕で西峠クリアーです・・・偉い!



西峠で休もうかと思ったけれど、また雨が降り出した。雨宿りをする場所も無く午後2時前でお腹がすいてきたので、道の駅『いながわ』までとにかく走った。ここの名物は猪だけれど、こいつは『ウリ坊』ではなく『いなぼう』です。雨はいつの間にか止んでいた。

意外な発見。この自転車の700C×25のタイヤ、意外と泥を撥ねない。それほど強い雨ではなかったけれど、泥除けの無い26×2.0のタイヤの時は背中がモヒカン刈りのように泥の帯びが描かれた。



梅干しは天敵なのに、ハイお昼の『梅紫蘇蕎麦』です。デザートに団子と小豆が付いて、1,000円也。

というわけで、銀輪亭に3時半過ぎに到着。いつものように仕事してる出口さんを捕まえてウダウダと話していると、中西大輔さんがコウノトリの土産(美味しいお団子)を持って現れた。この土曜・日曜に、豊岡の日高町で行われた第18回『植村直己』冒険賞授与式に行ってた。そうだ、確か行くって言ってた。『植村直己さんの故郷と日本の古城(跡)をたずねて』は、こちらをクリックしてください。キャンプ道具を積んで、私とよく似たコースで帰ってきてます。地図も見られます。やっぱり世界の大輔さんは強いわ、キャンプ道具を満載した自転車で、なんだかんだ言いながら国道173号線の峠を越えて川西まで帰ってくるんだもの・・・。

自転車の記録

走行距離:131.64km

平均速度:18.9km/h

最高速度:49.3km/h

走行時間:6時間56分28秒

前日100kmを走った疲れも無く、まあまあの記録かな・・・。

良かった事:

1日目、初めて参加した自転車イベントを、本当に楽しめた。こんなにたくさんの自転車大好き人間がいるんだと思うと、嬉しくなってくる。でも、参加費の8,000円はちょっと高いなぁ。台湾のタロコ国際ヒルクライムでも、5,000円だもの・・・。

2日目、1日目の丹後半島も含めて、京都北部の大自然を楽しめた。大江山峠越えも楽しかったし、多紀連山(アルプス)越えは、ちょっと自信になった。

自転車に魅せられて約2年間走って来たけれど、自分に合った自転車の楽しみ方が、少しだけ分かったような気がする。来月63歳の誕生日を控えて、今後走破力の伸び代はどの程度残っているのかは分からないけれど、あんまり大上段に構えず走り続けていれば、必ず伸びていくと信じて走ろう。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

植村直己さんの故郷と日本の古城(跡)をたずねて

2014/06/10

2014年6月7日(土) 田中幹也さん受賞の第18回植村直己冒険賞授賞式と記念講演が、日本の代表的冒険家・故植村直己さんの故郷豊岡市日高町で開催されました。(田中さんは厳冬のカナダで自身の可能性に挑み続け19年、自転車や徒歩、山スキーなどでトータル2万2千キロを踏破されました。)兵庫県川西市から豊岡市へと、道中に日本の古城を訪れながら峠をいくつか越えて、一泊二日のサイクリングに出かけました。(※写真をクリックすると少し大きくなります



6月7日 川西市→豊岡市山中 約135km 6月8日 豊岡市山中→川西市 約175km

自転車:キャンピング車、サイドバッグ一つ、フロントバッグ一つ、シートの下にテント・寝袋くくりつけ

装備:テント、寝袋、エアマットレス、レインコート上下、着替え、雨用サンダル、洗面具、ヘッドライト、カメラ、三脚、筆記用具、地図(関西ツーリングマップル)、自転車修理工具、魔法瓶、二日分の食料(巻きずし4本、串団子6本、三笠4個、氷水1リットル)、お土産、財布。



6月7日 多田神社 天禄元年(970年)清和天皇のひ孫で清和源氏の祖となった源満仲公が、神社の前身である「多田院」を建立した。その後、徳川幕府4代将軍家綱によって現在の社殿が再建されたものです。

神聖な雰囲気に包まれた神社一帯は、国の史跡に指定されており、本殿、拝殿をはじめ国や県の指定を受けている文化財が多数あります。(川西市)



西峠 (海抜470m) 兵庫県道12号線、猪名川町と篠山市の境界。猪名川町方面から少しずつ標高を上げてきているので峠のきつい勾配部分は僅かの距離です。ここからいったん下って、もうひと山(古坂峠)を越せばその下に平坦な篠山盆地が広がっています。お天気は、どんよりとした曇り空。梅雨に入ったばかりで、今日の天気予報は「くもり」。くもりだと涼しくて走りやすい・・・



篠山城は1609年(慶長14年)築城。

豊臣家と西日本の譜大名を分断するため、徳川家康が交通の要衝篠山に築城を命じました。完成を急いだ突貫工事のため天守閣はなく、家康の実子松平康重が城主として入城しました。国指定史跡。篠山の町には武家屋敷が残され、江戸時代のたたずまいが見られます。



遠坂峠 (海抜370m)国道427号線の丹波市と朝来市の境。本日(6月7日)のコースで一番きつかった峠道でした。気温も上昇してきて汗だくに・・。

ほとんどの自動車が有料の「遠坂トンネル」を利用するので、この峠は交通量が少なくてサイクリングにいい道です。

豊岡市日高文化体育館 今日は「第18回植村直己冒険賞の授賞式」(授賞式の様子はこちら) 授賞式と受賞者の記念講演後に記念撮影。

(写真左から、河合さんの奥さん、選考委員の河合さん、受賞者の田中幹也さん、だいすけ、中貝市長。)



 

植村直己冒険館

豊岡市出身で国民栄誉賞を受賞した日本の冒険家・植村直己さんの冒険を紹介する博物館。植村さんの数々の冒険で使用した装備や各地で見つけてきた物、手紙などが展示されている。

※植村直己さんの博物館は植村さんが暮らしていた東京都板橋区にもあります。(植村冒険館

国道482号線蘇武トンネルの横にある旧道(県道258号線)

1971年、「南極大陸横断単独犬ぞり旅行」を目指す植村直己さんが「日本縦断徒歩旅行」の途中に通りがかった日高町稲葉地区には記念碑が建立されています。当時植村さんは幹線道路を外れ、日高町稲葉地区から美方郡村岡町へと山道を抜けました。

 



6月8日

野宿の朝。

雨を心配してテントの外側にフライシートをかけていたけど、結局雨は降らなかった。朝は濃い霧につつまれていた。朝食は巻きずし1本、団子1串、水。

蘇武岳を目指してかつて植村さんが歩いた林道を上がっていく。

小鳥のさえずり、カエルの鳴き声、シカの足跡、モリアオガエルのあわ、山鳥が走り、・・・日本の里山、但馬地方の自然のまっただ中を進む。

車も人もまだ通らないこの早朝の時間はとても好きだ。



 

   蘇武岳 (海抜1074.4m)

登山家・加藤文太郎植村直己が愛した故郷の山として知られる。頂上からは360度の展望が開ける。妙見蘇武林道が山頂のすぐ近くを通っているので、担ぎ上げは頂上直下のわずかの距離のみ。



   竹田城跡

標高353.7メートルの古城山(虎臥山)の山頂に築かれ、、しばしば円山川の川霧により霞むことから、天空の城や日本のマチュピチュとも呼ばれる。

廃城から約400年を経ているが、石垣がほぼそのままの状態で残っており、現存する山城として日本屈指の規模となっている。

    福知山城

戦国武将、明智光秀が築いた城。

和田山より国道9号線(山陰道)を東に進み、福知山に。日曜なのでまだ大型トラックが少ないのだが、9号線は狭く交通量が多いのでサイクリングは気を付けなければならない。どこかの国のように「日曜・祝日は大型トラックの走行を禁止」という条例を制定してくれないものか・・・



   天王峠 (海抜520m)

国道173号線、川西へと戻る最後の峠。峠に上りはじめる直前に両足の筋肉に痙攣が起き、こりゃだめかなあ・・と不安に。コンビニでジュースを飲み、少し休み、出発。普段の3分の2くらいのゆっくりペースで両足の筋肉が攣らないようにおそるおそる進んでいく。そして無事に峠のトンネルまでたどりつけた。坂の勾配がゆるくて助かった・・・

  大阪青山歴史文学博物館

川西にも城が・・・ 戦国時代、山下城というのがこの近くにあったのですが、ここ一の鳥居に新しくできたのは城に見える博物館。城主は大阪青山短期大学。信長ゆかりの安土城をイメージした四層の城郭建築になっている。(平成11年開館)

ここまで帰ってくればもうわが庭のようなもの・・。無事に旅が終わりました。



 こうのとり伝説(たまご饅頭)

豊岡市のお土産を買ってきました。銀輪亭においていますのでおひとつどうぞ。早い者勝ちですが、予約もできます。☎06-6854-4543 (笑)

 

 

 

銀輪亭でばったりとにわまことさんに出会いました。ちょうど私が豊岡市にいるとき、すぐ近くの京丹後半島をサイクリングするイベント「TANTANロングライド」に出場されていました。『自転車に魅せられて・・・!

P.S.「なぜそんなに遠くまで自転車で行くのか?」って・・・

『自転車のツーリングの楽しさはたぶんやってみないとわからないかもしれません。苦労して目的地までたどり着いた時の達成感。自力で進むのでスポーツでもあるし、途中で出会う風景や人やちょっとしたアクシデントなど道中を楽しむことができる。それに電車や車と違って費用があまりかからないのがいい。』

だいすけ

年末のご挨拶

2012/12/29

年末のご挨拶を申し上げます。

今年も押し迫りましたが、楽しい一年でした。

春に伊那谷・夏に淡路・初秋に祖谷・その他、トレーニングに五月山・箕面・六甲・篠山

楽しく走りました。一年間の走行距離は11,225kmに成りました。

JRCCの中には概ね日本周回を達成する人が居ます。又、来年も楽しい一年であることを

祈りつつ、迎春の準備にかかります。


来年も宜しくお願いいたします。

 

カズ爺のサイクル日記

2012/09/16

「実走2.5日四国高い所めぐり」にいってきました。NO3

山の彼方の空遠く 幸い住むと人のいう。
ああ、われひとと尋(と)めゆきて、涙さしぐみかえりきぬ。
山のあなたになお遠く幸い住むとひとの言う。

3日目の朝この誌が突然頭をよぎります。毎日、サイクリングで四国の脊稜をひた走り、山の中ばかりを走ります。最終日の本日は、土佐町さめうらから、伊予西条まで途中1700mの石鎚山の林道を通ります。但し、朝から雨、石鎚山は雲の中、不安が心をよぎります。

さめうらダム遠望巨大な構築物が、山の谷間に見えます。

 

 

 



四国の水瓶、吉野川最大のダムです。

同じ土木屋の作品とは思えなく、神の構築物のようです。

 

 

今年の水量は雨が多いのか、充分満水に近い状態でした。

 

 

 

石鎚山遠望雲の中、雨の中をズーット2時間走りました。

 

 

 

上流の川は、いたるところで滝が流れ込み圧巻の景観と、美しい水です。

 

 

 

途中には水力発電所の取水構造物と思われる堰があります。

道脇の滝は数知れず、通過するときは冷気が漂い寒いくらいでした。

 

 

さめうらから40km道の駅木の香に到着、ここには高知県の最高地点と書かれていましたが、標高700mですので、少しウソ?

 

 

このような看板阿ありました。

位置関係がよくわかります。

 

 

 

その後、石鎚山に登って行きましたが、雨と霧と市民マラソンのため立ち止まって写真撮影どころであはありませんでした。雨の中カメラも出せず、ただ走るしかありません。11時半には最高地点の瓶が森山の林道地点と思われるところでずぶ濡れで震えていました。

その後、12:20寒風山トンネルまで引き返し、後は一直線に194号線を西条駅に向って走り出す。

5kmのトンネル内で65km/hを持続しながら、1:15分今治駅に

カズ爺のサイクル日記

2012/09/10

「実走2.5日四国高い所めぐり」にいってきました。NO2」

いよいよ2日目の山岳渓流ステージです。出発は、池田町白地温泉小西旅館です。この宿は、林芙美子の贔屓にしていた旅館とか。

彼女の呼んだ廃棄が残っていました。又、若い頃の彼女の写真があり、とても美しい人であった事を知りました。

 

 

大歩危・小歩危で有名な国道32線を走ります。現在は整備が進み、高規格の歩道が整備してあり、走りやすい。

しかし、川側を見ると写真のように、厳しい地形が見られ、昔の旅人は、危険を感じて事がうかがえます。

その後大歩危駅で県道へ右折して、最初の峠です。

大歩危駅の標高は110m程度ですが、吉野川を渡り祖谷方面の峠は、名前はありませんが、祖谷トンネル入り口で550m程度440mの登りです。途中で水のみ休憩をした、西岡小学校前の橋の欄干に蝸牛を発見。

今回の走行中既に、鹿、猪、猿にあいました。野生の哺乳類は、動きがすばやくて写真に残せ無いので蝸牛ならば写せます。

 

 



このトンネルが最高点、550mこのあとは、祖谷のかずら橋を見学しました。

 

 

余りにも観光化され、納得がいかない。情報によると更に26km上流の2重かずら橋は、一見の価値があるとの事。次回の楽しみにします。

 

 

更に進むと写真のような光景が、唖然とする県道です。

この後、国道439号線は聞きしに勝る酷道ヨサク(439)にいたっては、死にそうな道です。

 

439号線の数枚の写真を載せますが、標高差が、約800m延長18kmに渡り、これでもかと続きます。

439に合流した集落内、軽自動車の車幅が限界。

 

 

 



 

一応国道標識はあります。

 

 

 



自動車がすれ違うことは、無理。舗装が割れて、地道同然。

所々、草が生い茂ります。

 

 



 

道に苔が生してます。

でも頂上には県境と一軒のうどん屋が、京柱峠到着しました。ここは、標高1250m爽快な風が吹いています。

途中で水が無く、沢水を飲んでしのぎましたが、腹が減ってなんともならないところに、助かりました。
うどん屋の主人(80歳くらいか?)が年に50人くらいは自転車で通る人が居るといってました。私もその一人になりました。その後、高知県大豊まで下りますが、普通の峠は下りが快適なのに、ここは、一味違います。油断すると谷におちて、死にます。

この時点で、3時宿の手配をかねて、32号線の和田カフェで情報収集。小学校を利用した宿泊施設を紹介していただいた。        ここから、自転車で30分くらいと聞き、安心して大豊インター先の交差点を右折。                 そこからが大変でした。目的地は高速道路添いの岡の上です。川沿いの道からは、100mほど登りです。息せき切って上ってみると、ご主人が笑顔で迎えてくれました。食事・お風呂に付いて訪ねると、無いとのこと、シャワーと自炊との事です。シャワーは良いとして、自炊も良いのですが「食材は下の大豊に買出し」に行ってください。      これは勘弁願わなければ、100m降りて、買い物をして100m上るその余力がありません。

仕方なく、先に進むこととし、1時間のロス、4時を回っています。この先に宿のある町があるか不安を胸に、1時間土佐町さめうらに旅館高知屋を発見事なきを得ました。