たかが3mmされど3mm、ARAYAの回答。
2014/09/25
先日、『自転車の泥除けを取り付けた』を書きました。その時の写真の一枚が・・・
・・・・これです。自転車でなくてもメカに詳しい方なら気が付くと思うけれど、フェンダーを固定している弛み止めナットが、あまり良い状態ではありません。拡大すると・・・・
・・・こんな状態です。このナットはナイロンナットと言って、弛み止めの機能を持ったナットです。ナットのネジ部の最後の所をナイロン(写真では白色)にして、弛み止めの機能を持たせています。ところが写真でも分かるように、ボルトの先端がナイロンのところまで達していません。ボルトがあと3mmぐらい長くないと、弛み止めには届きません。すなわち弛み止めの無い、普通のナットと同じです。
これはちょっとまずいんじゃないかと思って、輸入代理店のARAYAに、写真を添付して問い合わせてみました。メールの内容を転記してはいけないとは書いていないけれど、倫理上どの部署の誰が返答したかまでは書きませんが、その回答の要旨を以下に示します。
- ご指摘の点、状況は確認しました。
- キットの内容が普通のナットであれば、このような指摘は無かったと思います。
- ダルマネジのボルトは特殊なボルトの為、長さを改めるのは難しいです。
- 他の泥除けと比べると、この部分はかなり締結力は強いです。
- 自転車は弛んだ場合に問題が想定される部位は、大きなネジでかなりの固定力で締めています。
- ドロヨケステーに限らずその他の部分は、定期点検と増し締めが必要です。
- 他のブランドの自転車も、同じです。
- 自転車は時々不思議な部分を感じます。フロントディレーラーのように、塗装の部分にバンドで部品を取り付けたり・・・・
トラックや建設機械の世界にいたから余計にそう思うんだけれど、その世界で同じような事をやらかしたら、即刻国土交通省にリコールの届を出すよ! 3mmでも、許してくれないもの。自転車の製造品質は、摩訶不思議な世界です。走行中にステーが外れて前輪に絡まったら、やっぱり 『貴方は、ちゃんと出発前に点検しましたか!』って、笑われるんだろうか。つんのめって天国まで直行していたら、笑われてもかまわないけれどね。
にわ まこと 記