『二人の冒険家』トークショーを聞きに行った。
2014/09/29
大輔さんから『三輪バギーの勝彦さんとトークショーをやるから聞きに来て・・・』と、お誘いがあった。どんな話が聞けけるんだろうかと、いそいそと出かけた。
場所は天満のライブハウス。大輔さん勝彦さんのファンの方や、冒険仲間や、冒険に興味を持った人や、色々な事に挑戦している人たち20人近くが集まってきた。
左が大輔さんで、右が勝彦さん。トークショーだから二人の楽しい掛け合いで進むのかと思っていたら、進行役が促してもこの二人なかなか喋らない。参加者の自己紹介や質問攻めで、ようやくトークショーは盛り上がってきた。半分は、参加者が喋ってるようなトークショーだった。二人のお話もさることながら、参加した多くの人たちも、色々なことに挑戦していることが素敵だった。
世の中には書道家や建築家など『家』が付く名前の職業の人は多いけれど、一番お金に結びつかないのが『冒険家』のように思う。冒険という事が、それほど社会的に価値を認められていないのが現実で、ほんの一握りの人を除けば『遊び家?』ぐらいにしか評価されていないと思う。
そこで、二人にこんな質問をしてみた。
『ほとんどの普通の人が歩く広い道から、冒険という脇道に入ろうとした、最も大きな理由は何・・・?』 男の子ならなおさら、夢や冒険にあこがれた子供たちは多いと思う。大人になり、世間のシステムの中で暮らすようになると、ちょっとやそっとの勇気だけでは、脇道に入ることはできない。
大輔さんの話:
『あんまり深く考えたことは無かったけれど、今までに何人もの人が自転車で世界を走っている。それなら僕にもできるんじゃあないかと思った。知らない世界を自分の目で見てみたい、色々な人に出会ってみたい・・・、そんなとこかなぁ。』
大輔さんらしいなと思った。子供の頃の夢をそのまんま持ち続けて脇道に入ったら、11年間15万キロを走ってた。そんなところだろうか。
勝彦さんの話:
『・・・・捨てる勇気かな!今持ってるものを持ち続けていると新しいことは起きないけれど、一度全部捨ててしまったら、新しい世界や出会いや新しい仲間がどんどん増えてくる。狭いと思ってた脇道も、自分のやり方で広くすることもできる』
勝彦さんとはつい先日、JACCの定例会議でお会いしてその後HPやブログで活動の一端を覗かせてもらっただけだった。『捨てる勇気か・・・!』なるほどなあ、直接色々なお話を聞けて、本当に良かった。
お二人さん、もしも私の聞き違いがあったらごめんなさい。あまりにひどい誤りがあったら、直します。
自分はと言えば、決して後悔なんかはしていないけれど、『たった2か月間だけ脇道』にそれて、またほぼ同じ元の道に戻ってしまった。60歳の峠道を越えたとはいえ、まだ脇道に入り込める環境は揃っていない。でも、このような素敵な人たちと束の間でも過ごすことが続けば、いつかは素敵な脇道が見えてくるかもしれない。
ライブハウスの北を流れる、天満川です。西(左の方)へ行くと中之島で、もっと行くと土佐堀川安治川を漂って海まで出られる。
大音響で音楽を流す観光船は上流をめざし、外輪船(擬き?)は中之島方面に進みます。ライトアップもされて、この辺りも綺麗になったもんだ。さて、日常に帰りましょう。