生まれて初めて、自転車の『チェーン交換』です。
2014/07/30
カズさん、連載記事に割り込んでごめんなさい。
自転車は45歳から本格的に乗り始めてもう4万㎞近く走っているのに、自分で一度もチェーン交換をしたことがなかった。自転車の師匠からのアドバイスなどを参考にしながら、GT MTBのチェーン交換をしてみた。やって見たら、意外と簡単!
この自転車は以前にチェーン跳びが起きたのを機会に、1999年に15,000㎞でカセットとチェーンを自転車屋さんで交換しただけで、以降24,000㎞の間ブレーキクリーナーとCRCでメンテナンスする以外、何もしていなかった。師匠曰く、『こんなの聞いたことがない・・・』
この作業は、『kinoの自転車日記』より
① 『使用前のチェーンの手入れ CH-HG50』
② 『チェーンの長さと取り付け方』
を参考にさせていただきました。Kinoさん、ありがとうございました。
先月自転車整備台を作ってから、初めての整備になります。
この自転車整備台は、腰痛持ちにはベストな作業高さです。
さらにアウトドアで使うポリタンク置きを椅子に改造して、役に立たなかった自作照明器のキャスター付きスタンドを小さなテーブルに作り変えた。
さらにさらに、手元を明るくするために、古いカメラ用三脚をLED照明器でも付けられるように雲台を改造した。一つだけどこかへ行ってしまった足の先の靴も、白い樹脂の袋ナットを使って修理をした。準備は万端・・・、では始めます。
CN-HG50のロード用チェーンです。MTBはCN-HG40らしいけれど、我々ぐらいのレベルでは、たぶん違いなんか分からないから、まあいいでしょう。アンプルピンが1本付いています。チェーンが1400円ぐらいで、アンプルピンだけ買うと3個入りが600円。チェーンにアンプルピンが1本付いていることを知らずに、3個入りを買ってしまいました。チェーンは防錆のために機械油がべったりと塗ってあって、これをきれいに洗い流します。
師匠はガソリンを使用されていたけれど、有機溶剤(ラッカーシンナー)を瓶に入れて、チェーンを放り込んでシャッフルします。
取り出して、パーツクリーナーで汚れを洗い流して、エアーで吹き飛ばします。
チェーン専用のオイルをしみこませて、準備完了です。このオイルは、結構サラッとしてます。粘った機械オイルより、ごみが付着しにくいかもしれない。
生まれてはじめのことは、何となくドキドキする瞬間です。チェーンカッターで接続ピンを抜いて・・・・
はい、チェーンが切れました。
チェーンの駒数を同じにするために、新旧を並べてみました。古いチェーンはどれぐらい伸びてるかと思ってみたら・・・
ほら、ご覧の通り、チェーンピッチ12.7mmの半分ぐらい伸びている。さあ、チェーンを繋ぎましょう。
チェーンの駒数を同じに切って、アンプルピンを入れて・・・
チェーンカッターで、ピンを押しこんでゆきます。
あとはアンプルの先っぽをポキンと折って(思ったより硬い)、はい完了です。
接続したところの動きが結構渋いので虐めてみたけれど、他の接続ピンと比べてあんまり軽くならない。まあ、しばらく走ってから様子を見ることにしましょう。
ギヤーを色々と変えて、切り替えも問題なく洗浄作業完了です。以前より、チェーンの音が軽やかになったような気がします。
試しに、酷使してきたチェーンを、有機溶剤に放り込んでシャッフルしてみた。一日放置したのが、この写真です。すごい、底に汚れが溜まってます。こんなのをチェーンにくっ付けて走ってたのか・・・!
参考までに、これがHGの新しく交換したチェーンで・・・
こっちが交換した古いIGチェーンです。互換性についての詳細は分からないけれど、特に問題はないようです。どこが違うのかよく見ると、IGチェーンはリーフの12時-3時・6時-9時のところが面取りしてある。変速の時に、何かの働きをしているのかな?
さて、これでお終いなんだけれど、ついでに新しい自転車『RALEIGH CLASSICS』のチェーンも洗ってみることにした。走行距離は、まだ1,100㎞ぐらいの新品です。まさか洗うためにチェーンを切る訳にもいかないのでディレーラーのアイドラーを外して、少しづつチェーンを有機溶剤の中に入れて、ゴソゴソと動かして洗ってみた。
いやぁ・・・出るは出るは、あっという間に有機溶剤は真っ黒になっていく。
瓶から引き揚げて、パーツクリーナーで汚れを飛ばして・・・
いやぁ・・・、サッパリしました。CN-HG50だと思ってたらCN-HG40が使われていました。違いは判りません。チェーンオイルをしみこませて・・・・
はい、完了です。こっちも回してみると、音が少し軽やかになったように思います。
この画像は、このチェーンを洗った有機溶剤を一晩おいたものです。GTのチェーンを洗ったのは一晩で沈殿したのに、こっちはいつまでも濁っている。何が違うんだろうか?汚れの粒子が小さくて、沈殿しないのかな?わかりません。
長くなるけれど、もう一つ宿題が残ってる。車にぶつかられて曲がったGT MTBの左クランクを交換しないといけない。
こっちは曲がった方と反対側だけれど・・・・・
このクランク、どういうわけか角穴の向きが一般の物と45°違う。調べてみるとSR SUNTOURのクランクがこの角度だと分かった。でも、探してみても左側だけなんて手に入りそうにない。片側だけでいいのに右側もギヤーも交換しないといけないというのは、年金生活者にとっては困ったもんです。銀輪亭のスクラップから、探してみるか!ないだろうなぁ・・・。