2度目の六甲山をRALEIGH CLASSICで走った。
前置き:
昨日、8.5㎏90cmオーバーのぶりを捌きました。興味のある方は、Bookmark『60歳からの青春』の六甲山の前の記事をご覧ください。では、本題に戻ります。
4月に入った頃、ARAYA MUDDY FOX CXを注文していた。ところが5月に入る予定が、11月になるという。迷いに迷ってようやく決めたのに、それは無いだろう!と言ってもなんともならない。そこで、一番似通った自転車を探した。ありました、同じARAYAが輸入代理店になっているRALEIGH CLASSICだ。フォークだけはちょっと違って、CXはカーボンだけれど、CLASSICはメッキのクロモリになる。
さて、来月の丹後半島のTANTANロングライドに向けて、とにかく山を一度走っておこうと思った。そこで前回雪で苦しんだ、逆瀬川-六甲山-摩耶山ルートを走ることにした。農耕馬の様な、重いGTマウンテンバイクとの違いも分かるだろうと思った。
お店に自転車が着いたその日に、無理を言って『銀輪亭』の出口さんに自転車を組んでもらった。翌日、とりあえず日課にしている箕面滝道を走って、遠出に必要なパーツをウエパーで仕入れて取り付けた。いざ六甲山に出発です。
武庫川を渡るところで甲山が見えてきたけれど、六甲山は雲が低くなんとなく嫌な雰囲気・・・。でもこの自転車、フラットなところはめっぽう早い。あっという間に阪急逆瀬川に到着した。さてここからゴルフ場の横を抜けて、六甲山頂に向かいます。ところが、一番心配していたカセットのギヤー比11T-28Tが、予想以上にきつい。当然、前は34Tです。自転車が劇的に軽く(約5㎏)軽くなったから何とかなるだろうと思ってたけれど、これが何ともならないことが、芦屋ドライブウエイの合流点手前で分かった。
苦しいのは頑張れるけれど、膝の上の大腿四頭筋が両方つりそうになって、あわてて自転車を下りた。完全に足が吊ってしまったら、どうしようもない。激痛をこらえながらストレッチを10分間して、再び一軒茶屋を目指した。ショック・・・!FD 34T-RD28Tのギヤー比1.21で上がれない。2月のGT MTBは全然苦労しなかったけれど、どのギヤーでこの坂を上がったんだろうか思い出せない。
がっかりの、一軒茶屋記念撮影です。水分補給をして、バナナを食べて、さあ摩耶山目指して出発です。
落ち込んでいるところに、追い打ちをかける様に小雨が降り出した。摩耶山までの道はほとんどフラットでスピードが出るので、風に吹かれて歯がカチカチ言うぐらい寒い。風も強くて、展望台に着いてすぐにデッキの下へ逃げ込んだ。ようやく風も収まって、薄日がさしてきたので、ハイ記念撮影です。
2月の写真よりきれいに見えるのは、RICOH WG-4のせいか天気がいいのか、三宮のビル群がくっきりと見える。やっぱり摩耶さんは眺めがいいなぁ・・・。今回も公園内は、人っ子一人いない。
ちょっとだけ取付た部品のご紹介。
バッグは、工具からチューブから、結構入ります。ポケットがいっぱいあって、結構楽しい。
純正のグリップは、見た目はクラシックな感じで好いんだけれど、ツルツル滑ってなんだか不安定だったので、しっかりと握れるように変更した。右側はアタッチメントを付けるために、グリップを15mmカットして取り付けた。
アタッチメントには、カメラマウント・強力LEDライト・バックミラーを取り付けた。
このスピードメーターは、凄くお勧めです。お年寄り向けに文字が大きいし、本体がスイッチになっていて、手前をどこでも押すとカチカチ言って表示が切り替わる。走りながら小さなボタンを押すのは難しいけれど、こいつはとっても簡単!
あとは、ほとんど写っていないけれど、11barの高圧用ポンプかな・・・。
『銀輪亭』の『銀』が写ってません、出口さんごめんなさい。
最後に、ペダルは慣れ親しんだShimano105トゥクリップぺタルをGT MTBから移植した。ペットボトルのホルダーを2個取り付けて、そして最後にちょっとお洒落なMINOURAのスタンドでお終い。
さあ、どこから下りようか?前回は北鈴蘭台に抜けて国道428号線を下ったけれど、あの道は細いし、カーブに砂が多いし、車の通行量も多い。そこで、少し引返して表六甲ドライブウエイを下ることにした。
ここまで引き返して、右に入ります。
車は少ないけれど、結構急勾配とコーナーが続きます。浮砂はほとんどないので、とってもありがたい。でも、この坂を上がれと言われたらちょっと引いてしまいそうだ。逆瀬川からの登りより、遥かにきつい様な気がする。絶対にそうだ!
ここを右に折れて、更に下ります。
港が綺麗に見えてきて気分は最高だけれど、アスファルトとコンクリートのつなぎ目が怖い。以前の自転車はなんてったって26×2インチのタイヤを履いていた。今度のタイヤは700 25Cで、運動会の綱と水道ホースぐらいの違いがある。
ようやく下りてきて、ここを左に曲がると勝手知ったる山手幹線だ。そうだ、『笹舟倶楽部』に寄ってみよう。豊中のにわです・・・って電話をしたら、『ああにわさん・・・やってるよ~・・・』っていう返事が返ってきた。
今日は2つしかないお客の椅子の片っぽに文庫本が積まれていて、席は一つだけ。どういう流れでそうなったか忘れたけれど、『日清のカレーめしは、なかなか行けるよ・・・、卵をポンと入れて混ぜるとこれまた最高に旨い・・・』と、
自分のブログの記事を見せてくれた。笹舟倶楽部のコーヒーは旨いけれど、やっぱり変なおっさんの横井さんでありました。
最後に『カレーめし』と記念撮影!
2月と同じ武庫川の土手で、一日楽しく遊ばせてもらった六甲山に感謝して、山をバックに最後の一枚をパチリ・・・。この後自転車屋銀輪亭に寄った。忙しく動き回っている出口さんの隙を見つけては、新しい自転車の感想を喋りまっくってきました。最後に、リアのカセットは11T-28Tから11T-32Tに変わらないかなぁ・・・、と泣きついて帰ってきた次第です。
自転車の記録
走行距離:92.1km
平均速度:19.1km/h(2月の六甲は17.8km/h、早くなったのかな?いや2月はたぶん雪のせいで遅いんだと思う。)
最高速度:48.5km/h(怖いので、ちょっと下りをセーブしました。)
走行時間:4時間48分18秒
水分補給:700~800ml
自転車の評価:
クロモリのGT MTBとの比較しかできないけれど、乗り心地が柔らかい感じがする。フレームの材質はどちらもクロモリだけれど、RALEIGH CLASSICはフレームのパイプが細い分だけ振動を吸収してくれるるようだ。いつもは50kmも走ると指が痺れてきてブレーキ操作に影響が出てくるのだけれど、まったくそんなことは無かった。同じくサドルもお尻に優しく、ゲルのカバーを付けなくても、お尻が痛くならない。
キャリパーのブレーキは、Vブレーキと比べてガツンと効く気がする。うっかりVのつもりでギュッと握ると、簡単に後輪が浮き上がってしまう。
自転車の質量:GT MTB 16.2㎏ RALEIGH CLASSIC 11.2㎏ なんと、5㎏も軽くなりました。飛ぶ様に走れるはずだったんだけれどなぁ・・・。
良かった事:ちょっと最近調子に乗ってたけれど、今回で自分の実力がよく分かりました。
反省点:ペダルをトゥクリップに変えた時、調子が良くて篠山までほとんど休まず飛ばして行ったけれど、午後から足に来てしまった。今回も平地がむちゃくちゃ軽く走れるのでブッ飛ばして行ったら、登りで足がつってしまった。どうやら、お調子者の性格をどこかで修正しないといけない様だ。
2014/05/30 at 10:06 AM
きつい坂を無理して自転車漕ぐと、自分の体か愛車を壊してしまいますよ。無理せず押して歩けばまた周りの景色も見えてきていいかもしれませんね。安全第一でいきましょう!!
2014/05/31 at 5:16 PM
大輔さん、ご心配ありがとうございます。逆はあっても、僕には自転車を壊すほどのパワーは無いと思いますよ。昨日、タロコから戻ったカズさんに店で会って、少しだけ報告を聞きました。来年はカップを取に、又出かけるそうです。あんな細い体で、どこにあんなパワーがあるんだろうか?
温泉ツアー、報告を楽しみにしています。