2度目の六甲山をRALEIGH CLASSICで走った。
2014/05/25
前置き:
昨日、8.5㎏90cmオーバーのぶりを捌きました。興味のある方は、Bookmark『60歳からの青春』の六甲山の前の記事をご覧ください。では、本題に戻ります。
4月に入った頃、ARAYA MUDDY FOX CXを注文していた。ところが5月に入る予定が、11月になるという。迷いに迷ってようやく決めたのに、それは無いだろう!と言ってもなんともならない。そこで、一番似通った自転車を探した。ありました、同じARAYAが輸入代理店になっているRALEIGH CLASSICだ。フォークだけはちょっと違って、CXはカーボンだけれど、CLASSICはメッキのクロモリになる。
さて、来月の丹後半島のTANTANロングライドに向けて、とにかく山を一度走っておこうと思った。そこで前回雪で苦しんだ、逆瀬川-六甲山-摩耶山ルートを走ることにした。農耕馬の様な、重いGTマウンテンバイクとの違いも分かるだろうと思った。
お店に自転車が着いたその日に、無理を言って『銀輪亭』の出口さんに自転車を組んでもらった。翌日、とりあえず日課にしている箕面滝道を走って、遠出に必要なパーツをウエパーで仕入れて取り付けた。いざ六甲山に出発です。
武庫川を渡るところで甲山が見えてきたけれど、六甲山は雲が低くなんとなく嫌な雰囲気・・・。でもこの自転車、フラットなところはめっぽう早い。あっという間に阪急逆瀬川に到着した。さてここからゴルフ場の横を抜けて、六甲山頂に向かいます。ところが、一番心配していたカセットのギヤー比11T-28Tが、予想以上にきつい。当然、前は34Tです。自転車が劇的に軽く(約5㎏)軽くなったから何とかなるだろうと思ってたけれど、これが何ともならないことが、芦屋ドライブウエイの合流点手前で分かった。
苦しいのは頑張れるけれど、膝の上の大腿四頭筋が両方つりそうになって、あわてて自転車を下りた。完全に足が吊ってしまったら、どうしようもない。激痛をこらえながらストレッチを10分間して、再び一軒茶屋を目指した。ショック・・・!FD 34T-RD28Tのギヤー比1.21で上がれない。2月のGT MTBは全然苦労しなかったけれど、どのギヤーでこの坂を上がったんだろうか思い出せない。
がっかりの、一軒茶屋記念撮影です。水分補給をして、バナナを食べて、さあ摩耶山目指して出発です。
落ち込んでいるところに、追い打ちをかける様に小雨が降り出した。摩耶山までの道はほとんどフラットでスピードが出るので、風に吹かれて歯がカチカチ言うぐらい寒い。風も強くて、展望台に着いてすぐにデッキの下へ逃げ込んだ。ようやく風も収まって、薄日がさしてきたので、ハイ記念撮影です。
2月の写真よりきれいに見えるのは、RICOH WG-4のせいか天気がいいのか、三宮のビル群がくっきりと見える。やっぱり摩耶さんは眺めがいいなぁ・・・。今回も公園内は、人っ子一人いない。
ちょっとだけ取付た部品のご紹介。
バッグは、工具からチューブから、結構入ります。ポケットがいっぱいあって、結構楽しい。
純正のグリップは、見た目はクラシックな感じで好いんだけれど、ツルツル滑ってなんだか不安定だったので、しっかりと握れるように変更した。右側はアタッチメントを付けるために、グリップを15mmカットして取り付けた。
アタッチメントには、カメラマウント・強力LEDライト・バックミラーを取り付けた。
このスピードメーターは、凄くお勧めです。お年寄り向けに文字が大きいし、本体がスイッチになっていて、手前をどこでも押すとカチカチ言って表示が切り替わる。走りながら小さなボタンを押すのは難しいけれど、こいつはとっても簡単!
あとは、ほとんど写っていないけれど、11barの高圧用ポンプかな・・・。
『銀輪亭』の『銀』が写ってません、出口さんごめんなさい。
最後に、ペダルは慣れ親しんだShimano105トゥクリップぺタルをGT MTBから移植した。ペットボトルのホルダーを2個取り付けて、そして最後にちょっとお洒落なMINOURAのスタンドでお終い。
さあ、どこから下りようか?前回は北鈴蘭台に抜けて国道428号線を下ったけれど、あの道は細いし、カーブに砂が多いし、車の通行量も多い。そこで、少し引返して表六甲ドライブウエイを下ることにした。
ここまで引き返して、右に入ります。
車は少ないけれど、結構急勾配とコーナーが続きます。浮砂はほとんどないので、とってもありがたい。でも、この坂を上がれと言われたらちょっと引いてしまいそうだ。逆瀬川からの登りより、遥かにきつい様な気がする。絶対にそうだ!
ここを右に折れて、更に下ります。
港が綺麗に見えてきて気分は最高だけれど、アスファルトとコンクリートのつなぎ目が怖い。以前の自転車はなんてったって26×2インチのタイヤを履いていた。今度のタイヤは700 25Cで、運動会の綱と水道ホースぐらいの違いがある。
ようやく下りてきて、ここを左に曲がると勝手知ったる山手幹線だ。そうだ、『笹舟倶楽部』に寄ってみよう。豊中のにわです・・・って電話をしたら、『ああにわさん・・・やってるよ~・・・』っていう返事が返ってきた。
今日は2つしかないお客の椅子の片っぽに文庫本が積まれていて、席は一つだけ。どういう流れでそうなったか忘れたけれど、『日清のカレーめしは、なかなか行けるよ・・・、卵をポンと入れて混ぜるとこれまた最高に旨い・・・』と、
自分のブログの記事を見せてくれた。笹舟倶楽部のコーヒーは旨いけれど、やっぱり変なおっさんの横井さんでありました。
最後に『カレーめし』と記念撮影!
2月と同じ武庫川の土手で、一日楽しく遊ばせてもらった六甲山に感謝して、山をバックに最後の一枚をパチリ・・・。この後自転車屋銀輪亭に寄った。忙しく動き回っている出口さんの隙を見つけては、新しい自転車の感想を喋りまっくってきました。最後に、リアのカセットは11T-28Tから11T-32Tに変わらないかなぁ・・・、と泣きついて帰ってきた次第です。
自転車の記録
走行距離:92.1km
平均速度:19.1km/h(2月の六甲は17.8km/h、早くなったのかな?いや2月はたぶん雪のせいで遅いんだと思う。)
最高速度:48.5km/h(怖いので、ちょっと下りをセーブしました。)
走行時間:4時間48分18秒
水分補給:700~800ml
自転車の評価:
クロモリのGT MTBとの比較しかできないけれど、乗り心地が柔らかい感じがする。フレームの材質はどちらもクロモリだけれど、RALEIGH CLASSICはフレームのパイプが細い分だけ振動を吸収してくれるるようだ。いつもは50kmも走ると指が痺れてきてブレーキ操作に影響が出てくるのだけれど、まったくそんなことは無かった。同じくサドルもお尻に優しく、ゲルのカバーを付けなくても、お尻が痛くならない。
キャリパーのブレーキは、Vブレーキと比べてガツンと効く気がする。うっかりVのつもりでギュッと握ると、簡単に後輪が浮き上がってしまう。
自転車の質量:GT MTB 16.2㎏ RALEIGH CLASSIC 11.2㎏ なんと、5㎏も軽くなりました。飛ぶ様に走れるはずだったんだけれどなぁ・・・。
良かった事:ちょっと最近調子に乗ってたけれど、今回で自分の実力がよく分かりました。
反省点:ペダルをトゥクリップに変えた時、調子が良くて篠山までほとんど休まず飛ばして行ったけれど、午後から足に来てしまった。今回も平地がむちゃくちゃ軽く走れるのでブッ飛ばして行ったら、登りで足がつってしまった。どうやら、お調子者の性格をどこかで修正しないといけない様だ。