13年前のSHIMANO Deore LX 7速ディレーラーが修理できない。

この記事はBOOKMARKS『60歳からの青春』2013年12月9日の記事です。

ここのところ、ちょっと変速時に違和感(切り替えが遅れる)があったので、ディレーラーを調べてみた。そうしたら、ディレーラー・ガイドプーリーがグラグラしている。ディレーラーのアームがきっちり動いてもプーリーがガタついていたら、チェーンをきっちりとシフトできないんだと思う。ざっと購入からの歴史を紐解くと、

  • 1996年1月に、GTマウンテンバイクを購入した。
  • 1999年2月に、トップギヤーでのチェーン跳びが激しくなり、ギヤーとチェーンを交換。約12,500km走行。
  • 2000年3月に、ディレーラーのリンクにガタが出てきて、変速がうまく行かなくなり、約15,800km走行でDeore LX 7速に交換。。
  • 2004年(27,000km走行)~2012年の間、訳あって自転車冬眠。
昨年自転車を再開してから6,400kmぐらいは走ってるので、初めに付いていたディレーラー(型式不明)よりははるかに長持ちして、まだそんなにリンクにガタも発生していない。でも、ディレーラープーリーは結構ガタがあって、もう寿命が来ているので交換しようと思った。豊中の有名なスポーツバイク店へ行って『7速のディレーラープーリーありますか?』と聞いたら、『エッ、まだ7速に乗ってるんですか・・・? 今は9速・10速が普通で、11速も出てますよ・・・』 人が機嫌よく乗っているのに『まだ7速・・・』は無いだろう。でも親切に店の中の引き出しを家捜ししてくれたけど、結局見つからなかった。その他中古パーツ屋だとかあちこち探してみたけれど埒が明かないので、シマノに電話をしてみた。電話口の人は本当に申し訳なさそうに、『・・・もう入手できません・・・』。『エェ、お宅のホームページには、(シマノ商品の補修パーツについて:シマノではほとんどの商品につきまして、ブレーキシュー・ワイヤー・替えギヤ等の消耗パーツはもとより、末永くご愛用頂くために、ネジ・キャップ・バネ・ワッシャー等の小物まで補修パーツをご用意・供給できる体制を取っております。ご購入につきましては、最寄りの自転車販売店までご相談下さい。)と書いてあるじゃない・・・』と、つい嫌味を言ってみた。これ以上責めても彼の責任ではなので、シマノも諦めた。メーカーとしての責任も、法律でどこかに決まっているんでしょう。きっと13年前のディレーラープーリーは、シマノの言う『ほとんどの商品』には入っていないんでしょう。



もう少しねばってみる事にした。シマノスモールパーツで、こんなパーツの資料を見つけた。絵を見たら歯数もT11だし、この⑩のパーツが絶対そうだと思った。もし間違っても、金額的に800円程度だからダメもとで注文しようと思ってクリックしたら在庫状態『完売』。やっぱりだめか・・・。

さらに粘ってみた。銀輪亭の出口さんが、ヤマハの電動アシスト自転車のテンションプーリーを貸してくれた。『サイズが合えは使ってみて・・・』、歯数もT11でなんとなく合いそうなので、自転車のプーリを外してノギスで寸法を測ってみた。残念、軸径はぴったしだけれど、ブッシュの幅が3mm近く広すぎる。ブッシュは硬いので、削るのも困難であきらめた。

安いものを大量生産して、古いものはじゃんじゃん捨てるのも時流だから仕方がないけれど、使っているうちに摩耗する部品ぐらいは何とかしてほしいなあ・・・。こんなちっこい部品が寿命になって、ディレーラー全体が使えないなんて可哀そうだと思う。


少しでも延命できればと、ワイヤーの調整やディレーラーの平行アームと関節の動きを滑らかにするために、洗浄と給脂をしっかりとしてみた。心もち、良くなったかな?どこまで持つか分からないけれど、本当に切り替えに支障が出るまで、もう少し使ってやろうか!

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