美しい日本を巡る自転車の旅(紀伊半島の旅)
2013/11/28
サイクリング旅日記 |
素晴らしき自転車の旅 |
大ニュースです。
カズ爺の自転車KAZZ号が入院です。
症状は、走りすぎホークの付け根と前三角のパイプにひずみが出て、
皺がよりました。
オーダーするときにカイセイ019の薄いパイプを使用したのが原因か?
カズ爺の使用頻度に耐えられないようなので、前三角部分を022のパイプに
差し替えです。
又、金入りです。臍繰りが底をついているのに、大変なことです。
どうも、カズ爺の乗り方や、パワーに着いてこれる自転車が、なかなか
見つかりません。メンテナンスしている時に気付き、VIVALOの日下氏に
見せたところ、疲労骨折のような症状と言われ、がっかりです。
1か月の入院で治るそうなので、それまでカーボンロードしかありません。
『北口山スキー研究所』って、ご存知ですか?昭和25年に北口禮吉さんが始められた山とスキーの専門店だった。残念ながら平成20年の春に、58年の歴史にピリオドを打った。昭和25年と言えば、私の生まれる1年前になる.
この挨拶状を受け取った方は、きっと大勢おられたことと思う。それだけ歴史が長く、多くの方に愛されたお店だった。このお店で、学生の時スキーのビンディングの取り付けや接客のアルバイトをしていた。ビンディングを取り付け終わって板を並べたら、ビンディングの位置がやけにテール側に寄っている。再度測ってみたら、取り付け位置が後ろに10cm違っていた。この手の失敗は、今でも木工でやらかしている。完全に私の測り間違いで専務さんには睨まれたけれど、創業者の山口社長はそんな時でもニコニコと我々アルバイトを見守っていてくれた。閉店当時すでにご病気入院中だったので、もうお亡くなりになっているかもしれないなあ。専務さんも閉店よりもだいぶ前に亡くなられ、お別れ会があった。閉店の少し前に店を訪れて、実務を色々と教えていただいた木村嘉宏さんにお会いした。この方、伏見稲荷山『薬力亭』のご主人で、この記事の主人公です。
ようやく自転車の話になります。
今回の目的は、
サイクリング日記を読んで頂いている皆様へお知らせです。
先日、銀輪亭で店長および後藤さんと今年の事業は概ね終了したことから、
恒例の春季サイクリング方面と計画の立案を考える時期が来たと、話し合いました。
過去2年間のコース取りや行程に関し、もう少し楽なコースと余裕を持った距離で
旨いもの、景色、観光を目的としたコース立案をするべきとご提案を頂きました。
思い出の平成23年春四国酷道を行く
来年は楽しく、美味しい、景物、楽しいコースを立案するにあたりご希望を募集します。
但し、テーマは、「出雲神話」として楽しい企画を出雲方面で募集します。
観光したいところ、食べてみたいもの、走りたい道などを募集しますので、お知らせください。
ルートや行程はカズ爺が企画し皆様のご意見を求めて計画いたします。
平成25年11月7日
台湾から帰り約10日が過ぎました。今回のツーリング記録は銀輪亭に紙ベースを設置しますので、是非参照ください。
さて、台湾ツーリングの総括です。
台湾交通事情:郊外の花蓮県太魯閣~宜蘭県蘇澳間の断崖道路を除く、全ての道路に自転車専用帯やバイク自転車走行帯
があり、非常に走りやすい。但し、都市部にも走行帯や自転車走行可能な広い歩道が有るが、バイク、車の進
入や逆走など充分な注意が必要。
宜蘭県・花蓮県境界付近の南蘇断崖の道、ここに大型観光バス・トレーラーダ
ンプが多く走り、サイクリストの逃げ場が少ない。注意して走行するべき。
他の場所は、片側2斜線の道に巾3m程度の機車(モーターバイク)・自行車
(自転車)専用路がある。
走行中の車は余り進入しないが、駐車車両・進入車両には注意が必要。
彼らは、先に頭を突っ込んだものが優先と考えている。
食事関連
食事は、小さい町でも食堂・屋台があり苦労することは無い。但し、日本的潔癖感は捨て去らなくては、食べられない。11日間の食事
は全て屋台・夜市・路上食堂で済ましたが、腹を壊すことは皆無、薄味で美味しい。日本人であれば食塩を持参することを勧める。
花蓮県瑞穂車站(駅)の近所の食堂で、出された麺類。薄味で上品な味でし
た。又、注文方法は、レジに行き注文票(メニューに数量を書き込む欄がある)
を貰い,美味しそうな物を食べている人に見せてメニュー欄を指差してもらう。
これに記入して店員に示せば注文可能。大きな店ではテーブルNOも書く。
人情と安全
日本人に対しては、おかげさまで非常に親切。又、少々の荷物の置忘れでもなくならなかった。自転車は路上の電柱とか固定物に
括り付ければ、安心。キャリアーの荷物も取られなかった。但し、気をつけるには越したことは無いであろう。
費 用
民宿(シャワー・空調・朝食付き・キングサイズベット) 600元 3,000円弱
安ホテル(シャワー・空調・朝食付き・キングサイズベット)800元 3,500円弱
安温泉宿(空調・朝食・キングサイベット) 1,000元 4,000円程度
屋台朝食 100元 400円弱
昼食 130元程度 500円程度
夕食 200元程度 700円程度
タクシー(桃園国際空港~台北市内 約40km) 1,200元 白タク1,000元 4,000円程度
市内移動 タクシーが安くて良いがMRT(地下鉄など) 面白いのでチャレンジ 一区間20元 70円
カズ爺は、10泊11日 航空運賃・台北高級ホテル3泊 ・7泊は地方安ホテルで約150,000円で旅行を終えました。
今回からサイクリング旅日記の仲間に入れていただくことになりました。にわ まことです。よろしくお願いします。第一回目の投稿が『酷道308号線暗峠』惨敗の報告とは、まったく情けないのですが、正直に報告します。また、今年の7月から始めた私の個人的なブログ『60歳からの青春』には、自転車以外に日記や読書や木工など色々と書いていますので、ぜひともご覧ください。
『サイクリング旅日記』カズ爺のおすすめサイクリングコースを読んで、俄然酷道308号線暗峠に行きたくなった。カズ爺は過去に大阪側からアタックして、5月26日のアタックは奈良県側からだった。色々と調べてみても、ちょっと歯が立ちそうにないので躊躇していた。そんな時、『ニッポンバラタナゴ高安研究会』の加納先生からお呼びがかかり、八尾市の大学に昼から行くことになった。なんとこの大学から酷道308号線は、目と鼻の先。お仕事は昼からということで、こんなチャンスはめったにないと思い、クルーガーに自転車を積込んで出かけた。輪行・自動車はご法度と固く心に決めていたけれど、今回は『酷道308号線暗峠調査』ということで自分を納得させた。あくまで調査です、実績ではありません。
調査報告書の結論は、『惨敗!身の程知らず』です。とてもじゃあないけれど、登りはカメラを出す余裕もなく、これからご紹介する写真は、ブレーキを焼きながら帰りに写したものを逆に並べました。
この写真、なんだか分かりますか?これはコンクリートの道路を作った時の副産物なんです。急な斜面に生コンクリートを打設すると、ずるずると生コンクリートは自分の重みで坂の下へ流れてゆきます。これを防止するために『生コンクリートの真空養生』という技法で余分な水分を抜くのですが、その時装置の面にリング状の突起をつけておけば、あのような滑り止めが出来上がります。とにかくこの道路、ホームセンターの屋上駐車場に上がるように、とんでもなく勾配がきついんです。土木工学の講義はこれにてお終い。
国道170号線の箱殿が、酷道308号線の出発点だ。ここから緩やかな登りになり、近鉄奈良線をくぐったあたりから、国道は酷道に変貌してゆく。近鉄奈良線から峠までの平均斜度が『ルートラボ』で検索すると17.8%と出ている。角度で言うと10°弱になる。そんなもんなんかなあ・・・。
初めの挫折地点、観音寺です。箱殿からノンストップで走って来て、たった1.98kmの地点です。平均速度7.5km/h。ここまで来て、カズ爺の『弘法大師の泉あたりで心が折れ・・・』の意味が、泉のはるか手前で分かった。普通は『心が萎える・・・』と表現するんだけれど、胸の当たりで『ポキッ』と折れる音がしたような気がする。この写真、登山者が前屈みで歩いてるでしょ。登山道ですね。
不動明王です。場所はもう覚えていません。でも、綺麗な花が供えてあった。
たぶんここが、最大勾配だと思う。カメラが水平かは定かじゃあないけれど、30%(約17°)はありそうだ。水平に10m進んで3m上がる、まるで家の屋根を駆け上がるようなもんだ。
自動車もかなり苦労をして、真っ黒いタイヤ痕を残して走ってる。まるでサーキットのタイヤ痕の様だ。もちろんここは、しっかりと自転車を押しました。
弘法大師の泉です。カズ爺は、ここで心が折れたのか!私なんぞもっと下で、心がぼろぼろに砕けた。
美しい、日本の棚田です。実はこの手前で、もう一度止まってしまった。場所は良く思い出せないけれど、らくらく登山道と交差したあたりだった。箱殿から2.84kmの地点、。平均速度6.3kmで観音寺の平均速度よりさらに落ちた。
そろそろ暗峠だ。棚田を過ぎたあたりから、心もち勾配が緩やかになったような気がする。
ようやく暗峠頂上に到着した。箱殿からここまで、3.68km、平均速度6.3km/h。計算上は35分ぐらいだけれど、へたってる時間を入れると45分以上はかかってるなあ。ここから向こうは、奈良県生駒市になる。たぶん正面のガードレールは、信貴生駒スカイラインだと思う。この先はまるで奈落の底に落ちてゆくように、酷道308号線は、この道路の下を通って奈良に続く。奈落を覗くのはやめた。その手前右側にあるのが、お土産屋の『すえひろ』です。
お土産屋の『すえひろ』で、この土地で取れたものなどを売ってる。食事もできます。
すえひろのおばちゃん、暗峠小町です。『どこから来たの?』と聞かれたので『出発したのは八尾の近くの大学だけれど、住んでるところは豊中です・・・』と言ったら、『あら、私は豊中の走井の生まれよ・・・』ということになって、しばらく話し込んで、お土産に『おいしい手づくりみそ 西畑町 棚田を守る会』を買った。我が家の『手作り手前味噌』と勝負してみよう。
暗峠小町に、写真を撮ってもらった。
一応国道ですが、日本でここだけしかない綺麗な石畳酷道です。ほんの少しの距離だけれど、走りにくい。ロードバイクは、もっと大変だろうなあ。下手に走ると、リムが曲がりそうだ。
これは何だろう? 東大阪市側の一軒目のお家です。読んでみたら・・・
読んでみても、意味不明の張り紙でした。
こんな石標も、あります。『此鬼取山之薬師十二丁・・・』この下は読めませんでした。
別の面には『大阪 伏見屋・・・?』よく分かりません。
石畳に、影法師・・・。時刻9時59分、そろそろ下ります。今来た道を一気に下ろうと思ったけれど、一気どころかおっかなびっくりの下りが続きます。2~3分下ったあたりで、ゴムの焼けるにおいがしてきた。ブレーキも利きが落ちてくるのがわかったので、あわてて停車した。カズ爺の『リムとブレーキを冷やす水は常に携行してください・・・』の忠告通り持参したペットボトルの水をリムとブレーキにジャアジャアかけて、下に着くまでにもう一度ジャアジャアかけた。忠告を素直に聞いてよかった。
間もなく下界に到着する。正面のビル群は、なんばあたりかな?回れ右をして坂道に向かって一礼、『ありがとうございました、一から出直します・・・』
ようやく大学の駐車場に到着した。無事だった。その他、ちょっと思ったことを羅列します。
カズ爺です久ぶりの投稿です。
しばらく本業に勤しんでいました。
日曜ライダーとして春から夏にかけて体力強化トレーニングばかりしていた結果
山ののぼりは早くなりました。
そこで10月16から26日まで台湾に1周に出かけました。
台湾の印象
好印象の部
美味しい・自然が豊・郊外の国道は自転車走りやすい・鉄道サービスが良い・いい人が多い
今一の部
都市部の交通マナー・空気が悪い・適当な性格
思い出の風景
寺院のある風景
始終渓にある寺院
夜市の風景
大自然の風景
毎年、花蓮から太魯閣渓谷をとおって、台湾最高標高の峠「武嶺3276m」まで上る自転車イベントがあります。
今年は11月10日だそうですが、来年3泊4日程度で参加したいと考えます。みなさん参加しませんか?
このイベントは全長105㎞獲得標高3670m制限時間は6.5時間
カズ爺の経験ですと、多分完走はできるように思います。
サイクル日記閲覧の同志諸君連絡を請う。